更新日:2025年11月25日

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壁面緑化助成制度

壁面の緑化は、景観の向上、空気の浄化、建物から放出する熱量の抑制など、都市環境の改善に役立ちます。また、室内温度の低下による冷房使用の減少というメリットもあります。

区では、目黒区が求める「壁面の緑化イメージ」を次のとおり定め、緑化手法等の基準で造成費を1件当たり70万円を限度額として助成しています。

  • ヒートアイランド現象の緩和に貢献するみどり
  • 人や建物に優しいみどり
  • 連続性があり良好なまちなみ景観を確保するみどり

助成の対象となる条件

前提条件

  • 建築物が建築基準法等の関係法令を厳守していること
  • 緑化計画該当物件については、緑化計画の認定を受けていること
  • 申請者と建築物の所有者が異なる場合は、その所有者の同意を得ること
  • 敷地面積が1000平方メートル未満であること
  • 前面道路の幅員が4メートル以上あること(接道部沿いに緑化を行う場合)
  • 緑化工事を行う前に必要書類を提出して対象確認を受けること(既に緑化されたものは助成の対象となりません)
  • 屋上緑化助成も同一年度に受ける場合は、屋上緑化助成の助成金額と合わせて上限70万円まで

植栽(施工)内容について

  • 建物の壁面に1.0平方メートル以上(緑化した面積又は補助器具の面積の大きい方)を新たに緑化すること
  • 建築物の外壁からおおむね50センチメートル以内の壁面を緑化して覆うこと

認定後

  • 完成後(10年以上)の維持管理者が確定していること
  • 完成後10年間は区の検査に協力し、枯れてしまった場合は施主が良好な状態に直すこと

壁面緑化の施工方法と助成対象範囲

目黒区は壁面緑化の施工方法を以下の3つに分類しています。

登はん型

(付着型・巻き付き型・引掛り型)

下垂型

(補助器具あり・補助器具無し)

パネル型

(パネル型・マット型・ポケット型等)

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下の植栽基盤から壁面へ直接付着させる、もしくは補助器具に巻き付かせる方法 屋上、ベランダに植栽し、壁面に沿って上部から垂らす方法 壁面にフレームなどを設置し、植栽と植栽基盤が一体化したユニットで緑化する方法

植栽地盤から2メートル以上の植栽の高さを確保すること(補助器具を使用する場合は、先端が植栽地盤から2メートル以上の高さとすること) 植物の先端が植栽地盤から2メートル以上の長さを確保すること(補助器具を使用する場合は、先端が植栽地盤から2メートル以上の高さとすること) 地上から2メートル以上のパネル高さを確保すること

 

  • 植栽密度および植栽内容の基準はありません。みどりが壁面を覆うよう植物の特性にあわせて植栽してください。常緑植物に限らず落葉植物も対象になります。
  • 登はん型は、壁面(又は補助器具)をツルバラ、つる性植物、樹木等で覆うように緑化してください。
  • 下垂型は、建築物の屋上、2階以上の高さのベランダに植栽してください。
  • パネル型は、全面をみどりで覆ってください。種まきや苗木の植付けをした場合は除きます。
  • 緑化手法を複合する場合はご相談ください。

助成の基準と助成額

助成の区分 助成単位
新植栽 登はん型 2,000円/平方メートル
下垂型 4,000円/平方メートル
パネル型 20,000円/平方メートル
縁石設置 5,000円/メートル
補助器具設置 2,500円/平方メートル
自動潅水装置設置 2,000円/平方メートル

 

  • 助成額は、区が定めた単価の合計値と実際の工事費用を比較して、低い金額が対象
  • 縁石設置は、植栽の地盤面から40センチメートル以下で固定した縁石を新たに設置すると対象
  • 補助器具の設置は、登はん型及び下垂型で、建築物の外壁からおおむね50センチメートル以内にフェンスやワイヤー等により植物を誘引するための器具を取り付けた場合に対象(パネル型の本体(植栽基盤)は補助器具の設置費ではなく、新植栽費として扱う)
  • 補助器具の設置を行った場合は、植栽面積と補助器具の面積を比較して、広い面積を助成
  • 緑化に伴う建築工事(防水・防根工事)は助成対象となりません。(屋上に植栽する場合は根が伸びて屋上の床面を傷つけないよう必ず防根シートを敷きましょう)

よくある質問

目黒区みどりのまちなみ助成-よくあるご質問-(PDF:521KB)

助成手続きの流れ

1.相談受付

助成対象かなど、みどり土木政策課の窓口または電話でご相談ください。事前調査や現地説明も可能です。
敷地面積200平方メートル以上の新築・増築の場合は緑化計画の提出が必要となります。

2.対象確認

助成を希望する場合は、以下の書類の提出をお願いします。

  1. みどりのまちなみ助成対象確認申請書
  2. 計画図(案内図・平面図・求積図・立面図・断面図)
  3. 内訳のある工事見積書(写し)
  4. 工事着手前の全体がわかる写真(壁面部分)
  5. 管理組合等の同意書など(共同住宅等の場合)
  6. 耐荷重証明書など(屋上・ベランダを使用する場合)

書類は正副の計2部ご提出ください

「みどりのまちなみ助成対象確認申請書」の詳細ページ

3.緑化工事

対象確認認定通知書が届いてから緑化工事を着手してください。

4.変更申請(計画が変更となった場合のみ)

みどり土木政策課の窓口または電話でご相談ください。

「みどりのまちなみ助成計画変更承認申請書」の詳細ページ

5.交付申請

緑化工事完了後、以下の書類の提出をお願いします。

  1. みどりのまちなみ助成助成交付申請書
  2. 竣工図(平面図・求積図・断面図)
  3. 内訳のある工事請求書(写し)など
  4. 竣工写真

書類は正副の計2部ご提出ください

6.完成後の現地検査

現地検査の実施日は、窓口または電話で予約をしてください。
原則、施主様の立ち合いが必要です。

7.交付決定・助成金の請求

区長宛ての助成金請求書の提出をお願いします。

リーフレットのダウンロード

みどりのまちなみ助成制度の概要リーフレット(PDF:6,573KB)

お問い合わせ

みどり土木政策課

ファクス:03-3792-2112