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食品ロス削減
食品ロスとは、食べられるのに捨てられている食品のことです。
一人ひとりが「もったいない」という気持ちをもって、食品ロス削減のために、できることから始めてみましょう。
食品ロスの現状
日本では、年間523万トン(令和3年度推計)の食品ロスが発生しています。
523万トンとは、毎日、清掃車(2トン)約7,200台分の食品ロスが発生していることになります。
1人当たりに換算すると年間約42キログラム、1日当たり茶碗約1杯分のごはんの量(約114グラム)を捨てていることになります。
日本では食品ロスが年間523万トン発生しています。
どうして食品ロスが発生するのか
食品ロスには、大きく分けて「家庭から出るもの」と「事業者から出るもの」の2通りがあります。
年間523万トン発生する食品ロスのうち、約半分は家庭から出されたものです。
家庭から出る食品ロス
家庭で発生する食品ロスは大きく3つに分類されます。
直接廃棄
賞味期限や消費期限が過ぎてしまい、使用や提供されず、手つかずのまま廃棄されたもの。
過剰除去
野菜や果物の食べられない部分を切ったり、皮をむいたりする際に、食べられる部分まで過剰に除去されたもの。
食べ残し
食卓にのぼった食品で、食べきれずに廃棄されたもの。
食品ロスを減らすために家庭でできること
買い物をするとき
- 買い物に行く前に冷蔵庫などをチェック
買い物リストの作成や携帯電話等で冷蔵庫の中を撮影するのもおススメ。安いからといってたくさん買わずに、食べられる量を考えて購入するのがポイントです。 - 手前に陳列されている食品を選ぶ
消費期限や賞味期限が近いものが売れ残ると、食品ロスになります。すぐ使うものなら、お店で手前に並んでいるものから買いましょう。 - 量り売りやバラ売りを利用する
保存するとき
- 冷凍保存や真空保存などでおいしさを長持ちさせる
- 賞味期限と消費期限の違いを知る
調理をするとき
- ごみになるものを減らす
野菜の皮や葉などを工夫して食べたり、皮を薄くむいたりしましょう。 - 食べきれる量を作る
外食するとき
- 食べきれる量の注文を心がける
食べられないものを除いてもらえるか、小盛りにしてもらえるかなど、お店の人に確認してみましょう。 - 3010(さんまるいちまる)運動を実践しよう
宴会などでの食べ残しを減らすために、開始後30分と終了前10分は料理を楽しみましょう。
3010運動三角柱
環境省のホームページでは、3010運動(宴会などでの食べ残しを減らすため、開始後30分と終了前10分は料理を楽しむ)啓発用の卓上三角柱をダウンロードできます。イラスト違いで全7種(春の宴会用、忘年会用、新年会用、通年用4種)あります。様々なシーンで是非ご活用下さい。
食品ロス削減に向けた区の取り組み
食品ロス削減に向けた区の取り組みを紹介します。
めぐろ買い物ルールの推進
めぐろ買い物ルールを実践する人や事業者を増やすため取り組みを推進しています。
「めぐろ買い物ルール」は賢い買い物を区内に広めるルールです。
リデュース(発生抑制)、リユース(再利用)、食品ロス削減につながる5つのルールを紹介します。
めぐろ買い物ルール参加店を募集しています
「めぐろ買い物ルール」の取組を行っているお店を募集しています。取組内容により「めぐろ買い物ルール参加店」、「食べきり協力店」となります。
詳しくは「めぐろ買い物ルール参加店、食べきり協力店」のページをご覧ください。
食べきりレシピの紹介
料理研究家の行長万里さんによる食べきりレシピをご紹介!
おうちで楽しく、おいしく、食品ロス削減に取り組んでみませんか。
フードドライブ活動支援(物品貸出)
食品ロスを削減する取組となるフードドライブ活動(家庭で余っている食品を集め、福祉団体や施設、フードバンクなどに提供する活動)を支援するため、実施する団体・事業者のかたに対して物品の貸出を行います。
フードドライブを実施しました
第48回目黒区消費生活展(令和元年11月9日開催)にて、フードドライブを実施しました。たくさんの食品をお持ち寄りいただき、ありがとうございました。
米、乾麺、食用油など様々な食品が総計196点、総重量58.8キログラム集まりました。(令和元年11月13日現在)
集まった食品は、フードバンク団体であるNPO法人「セカンドハーベスト・ジャパン」を通じて、福祉施設などに寄付します。
フードドライブの受付窓口を常設しています(エコライフめぐろ推進協会)
エコライフめぐろ推進協会では、令和3年4月12日からフードドライブ常設窓口を設置し、通年での受け取りを開始しています。
- エコライフめぐろ推進協会(電話:03-3715-7835)
環境学習の実施
目黒区清掃事務所では、保育園、幼稚園、小学校などに職員を派遣する環境学習を行っています。
ごみの減量、分別、リサイクル、食品ロスなどについて、楽しく学ぶことができます。
環境学習についての詳細は、目黒区清掃事務所(電話:03-3719-5345)にお問い合わせください。
全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会に参加しています
「おいしい食べ物を適量で残さず食べきる運動」の趣旨に賛同する普通地方公共団体により、広く全国で食べきり運動等を推進し、以て3Rを推進すると共に、食品ロスを削減することを目的として設立された自治体間のネットワークです。
区内の団体等による食品ロス削減に向けた取り組み事例
目黒日本大学高等学校・料理部とイオンチアーズクラブの取り組み(令和4年11月27日実施)
目黒日本大学高等学校・料理部とイオンチアーズクラブ(イオンスタイル碑文谷)が「食品ロス」をテーマにした調理実習を合同で実施しました。
イオンチアーズクラブとは、小学校1年生から中学校3年生までの子どもたちが環境に関する様々な活動をイオン各店舗を拠点として行うクラブのことです。
力を合わせて完成したお料理
真剣に説明を聞いています
当日のメニュー
- 大根入りハンバーグ
- 大根サラダ
- 大根の葉とじゃこの炒めもの
- ポタージュスープ
- 餃子の皮とアイスのデザート
「大根」は皮や葉も全て使い、残りがちな「食パンのみみ」はハンバーグに、お湯にくぐらせた「餃子の皮」をアイスに添えて大福アイス風にと、アイデアの詰まったメニューは大好評でした。
- 料理部 活動報告(食品ロスを考えよう)!
目黒日本大学高等学校のホームページです。外部サイトに遷移します。 - おうちの食品ロスを減らす「めぐろ食べきり!カレー作戦」のご提案です
目黒日本大学高等学校・料理部は「食べきり!カレー作戦」にも挑戦してくれました。 - イオンスタイル碑文谷
イオンスタイル碑文谷は、めぐろ買い物ルール参加店・食べきり協力店です。
お問い合わせ
電話:03-5722-9572
ファクス:03-5722-9573