熱中症予防

更新日:2020年7月1日

「熱中症警戒アラート(試行)」が7月から始まります
環境省と気象庁は令和2年7月1日から、関東甲信地方の1都8県で「熱中症警戒アラート(試行)」を先行実施します。

毎日の天気予報などに注意し、熱中症警戒アラートが発表された場合は、日頃から実施している熱中症予防対策を普段以上に徹底することが重要です。

熱中症警戒アラート

  • 熱中症の危険性が極めて高くなると予想される前日(17時)あるいは当日(5時)に環境省・気象庁ホームページ、テレビやラジオなどの天気予報等で、熱中症警戒アラートで暑さへの「気づき」を呼びかけて、熱中症予防の行動を積極的に行ってもらうためのものです。
  • 令和2年6月末までは高温注意情報(気温35度以上予想)が天気予報の報道などで発表されていましたが、7月からは、熱中症の発生との相関が高い、暑さ指数(WBGT)を用いて、暑さ指数が33度を超える場合に熱中症警戒アラートが発表されます。
  • 暑さ指数(WBGT:Wet-Bulb Globe Temperatureの略)は、気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた暑さの厳しさを示す指標です。
  • 対象都県は、東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、長野県で、令和3年度からは、全国で本格実施が予定されています。

環境省・気象庁の発表の基準

対象各都県内の暑さ指数予測地点のいずれかにおいて、翌日の「最高暑さ指数」を33度以上と予測した日の17時頃に「第1号」を発表し、当日5時(朝)に「第2号」を発表。なお、前日17時に「第1号」を発表した都県については、当日の予測が33度未満に低下した場合においても、アラートを維持し、当日5時(朝)に「第2号」が発表されます。
当日の予想から「最高暑さ指数」を33度以上と予測した場合は、当日5時(朝)頃「第1号」が発表されます。

熱中症とは?

直射日光は避けましょう。

暑い時に人は、血管を拡げたり汗をたくさんかいたりして、体内の熱を外へ逃がし、体温を一定に調節しています。
しかし、暑くなり始めの時期や、急に暑くなる日は、体の調節が上手くできません。調節の限度を超えて暑くなると、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、熱を外へ逃がすことができなくなり、体温が上昇してしまいます。
熱中症は脳へ流れる血液が減って、頭痛やめまいがおき、ひどくなるとけいれんや意識障害がおきて、死に至ることもあります。

今年は、新型コロナウイルスの影響で、特に熱中症の危険性が高いといわれています。
外出が減り、体力が低下し、暑さにも慣れていないこと、またマスクの着用で体内に熱がたまりやすく、喉の渇きにも気付きにくいため、例年以上に注意して過ごしましょう。

熱中症は運動時や屋外に限らず、気温や湿度の高い建物や閉め切った屋内でも起こります。
毎日の天気予報や部屋の温度を確認し、体調に気をつけましょう。

熱中症の予防 

「新しい生活様式」では、感染防止の3つの基本である、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや、3密(密集、密接、密閉)を避けるなどが呼びかけられています。
このような「新しい生活様式」における熱中症予防について、環境省や厚生労働省からは、令和2年5月に次の5つのポイントが紹介されています。

こまめな水分補給

暑さを避けましょう

  • エアコンを利用するなど、部屋の温度を調整
  • 感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調節
  • 暑い日や時間帯は無理をしない
  • 涼しい服装にする
  • 急に暑くなった日などは特に注意する

適宜マスクをはずしましょう

  • 気温、湿度の高い中でのマスク着用は要注意
  • 屋外で十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずす
  • マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲との距離を十分とった上で、適宜マスクをはずして休憩を

こまめに水分補給しましょう

  • のどが渇く前に水分補給
  • 1日あたり1.2リットルを目安に
  • 大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに

日頃から健康管理をしましょう

  • 日頃から体温測定、健康チェック
  • 体調が悪いと感じた時は、無理をせず自宅で静養

暑さに備えた体力づくりをしましょう

  • 暑くなり始めの時期から適度に運動を
  • 水分補給は忘れずに、無理のない範囲で
  • 「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度

高齢者、子ども、障害をおもちのかたは特に注意しましょう。
3密(密集、密接、密閉)を避けつつ、周囲からの積極的な声かけが大切です。

高齢者の特徴

室内も要注意!

高齢者は、自覚がないのに熱中症になる危険があります。周囲のかたの見守りや声かけが大切です。

  • のどの渇きを感じにくくなっています
  • 暑さを感じにくくなっています
  • 体の中の水分量が少なく、脱水状態になりやすくなっています
  • 高齢者は、暑さに対する体の調整機能が弱くなっています

日中の炎天下だけではなく、屋内や夜間も注意が必要です。
部屋の温度は28度を目安に過ごしましょう。

乳児や子どもの特徴

ママと赤ちゃん

乳児や子どもは、体温調節機能が十分に発達していないため、体に熱がこもりやすくなります。
また、大人よりも地表面からの熱の影響を受けやすいため、外出時には注意が必要です。乳幼児連れの外出は、最も暑い時間帯をなるべく避けましょう。
絶対に車の中に子供を置き去りにしてはいけません。

応急処置(熱中症の疑いのあるとき)

応急処置
涼しい場所で、首や脇などを冷やします

熱中症の疑いがあれば、早めに対応してください。特に重症の場合は、救急車を要請するだけでなく、救急車の到着前から、現場での素早い対応が必要です。

1 涼しい場所へ移動する

  • 風通しのよい日陰や、できればエアコンが効いている室内など、涼しい場所へ移動してください。
  • 頭を低くするようにして、寝かせてください。

2 服を脱がせて体を冷やす

  • 衣服を脱がせて、うちわや扇風機などで扇ぎ、体から熱を逃がします。
  • 首のうしろ、わきの下、足の付け根などに水をかけたり氷のうをあてて、冷やします。
  • 重症の患者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっています。

3 水分と塩分を補給する

  • 冷たい水を飲ませます。
  • 汗をかいている場合は、スポーツドリンクやごく薄い食塩水(500ミリリットルの水に対し塩0.5から1グラム:親指と人差し指で一つまみ)を飲ませます。
  • ただし、意識がぼおっとしていたり、吐いている場合は、水が気管に流れ込む危険があるので、飲ませません。

4 医療機関を受診する

  • 早めに医療機関を受診してください。
  • 意識がぼおっとしていたり、けいれんをおこしていたり、自分で水を飲めないほど弱っているときは、至急、救急車を要請してください。

涼み処にお立ち寄りください

目黒区では日中の暑いときを涼しく過ごしていただくために、夏季期間に老人いこいの家や高齢者センターを「涼み処」として開放し、水分補給のための麦茶等を用意しております。どなたでもご利用いただけますので、どうぞお立ち寄りください。

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