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熱中症予防
熱中症は高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていない時でも発症します。状態によっては救急搬送が必要となり、最悪の場合は死に至ることもあります。
熱中症について正しい知識を身に付け、体調の変化に気を付けるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
厚生労働省による熱中症予防のための情報・資料サイトです。
熱中症を防ぐための情報はこちらもあわせて参考にしてください。
熱中症警戒アラートを確認しましょう
環境省と気象庁は、令和6年4月24日(水曜日)から10月23日(水曜日)までにかけて、「熱中症警戒アラート」の情報発信を全国で実施しています。
令和6年度より、「熱中症警戒アラート」に加えて、気温が特に著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある場合に「熱中症特別警戒アラート」が発信されます。
環境省や気象庁の発表や毎日の天気予報などに注意し、熱中症警戒アラート等が発表された場合は、日頃から実施している熱中症予防対策を普段以上に徹底することが重要です。
熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)(PDF:816KB)
環境省熱中症予防情報サイト
「熱中症警戒アラート」は暑さ指数(WBGT)が33以上、「熱中症特別警戒アラート」は暑さ指数(WBGT)が35以上になると予想した場合に発表されます。暑さ指数は環境省熱中症予防情報サイトから確認できます。お住まいの地域や通勤先・通学先、家族の居住地などの暑さ指数をチェックしましょう。環境省熱中症予防情報サイトからは、暑さ指数メール配信サービス(無料)やLINEアプリの受信登録もできます。
熱中症予防のポイント
「水こそたすけに」を合い言葉に、熱中症予防のポイントを紹介します。
水分は時間を決めてしっかりとろう
喉が渇いていなくても1時間にコップ1杯の麦茶を飲むなど、時間を決めて水分をとりましょう。特に、マスクをしていると喉の渇きに気付きにくくなりますので、注意しましょう。入浴前後や起床後もまずは水分補給。1日あたり1.2リットルを目安にしてください。大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに。
この夏はエアコン止めずにこまめに換気
感染症対策に1時間に1・2回の換気をしましょう。
一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。エアコンは起動時の消費電力が大きいため、換気中も止めない方が節電になります。換気後はエアコンの設定温度を小まめに再設定しましょう。
備えよう 脱水救う経口補水液
脱水症状が疑われるときには、吸収率のよい経口補水液が有効です。
もしもに備えて、市販の経口補水液を常備しておくことがおすすめです。
経口補水液は、次の材料を混ぜるだけで簡単に作れます。
- 砂糖(上白糖)20グラムから40グラム
- 塩3グラム
- 水1リットル
- あればレモン汁(少量入れると飲みやすくなります)
これは、市販の経口補水液がない場合の簡易的なものです。作った日に飲み切りましょう。また、療養中のかたは主治医に相談のうえご使用ください。
食べて寝る 免疫力を高めよう
熱中症にも感染症にもなりにくい、免疫力の高い体をつくりましょう。
食事はからだを維持するために、最も基本的なものです。主食(ごはん・パン・麺)、主菜(肉・魚・卵など)、副菜(野菜・きのこ・いもなど)をそろえてバランスを整えましょう。
睡眠は十分にとりましょう。質の良い睡眠は、こころとからだの疲れを癒してくれます。
日頃から体温測定など健康チェックをして、体調が悪いと感じた時は、無理をせず自宅で静養してください。
すいている場所で散歩や運動を
予防には適度な運動で、暑くなり始めの時期から暑さに備えた体をつくることが大切です。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度、水分補給は忘れずに、無理のない範囲で行いましょう。
外出が難しい場合でも、ラジオ体操やストレッチなどで運動しましょう。
マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、適宜マスクをはずして休憩をしてください。
けいれんやめまい・吐き気は要注意
けいれんやめまい・吐き気があったら、次の応急処置を行いましょう。
- 風通しのよい日陰や、できればエアコンが効いている室内など、涼しい場所へ移動し、頭を低くするようにして寝かせてください。
- 衣服を脱がせて、うちわや扇風機などで扇ぎ、体から熱を逃がします。首のうしろ、わきの下、足の付け根などに水をかけたり氷のうをあてて、冷やします。
- 汗をかいている場合は、スポーツドリンクや経口補水液を飲ませます。ただし、意識がぼおっとしていたり、吐いている場合は、水が気管に流れ込む危険があるので、飲ませません。
- 早めに医療機関を受診してください。意識がぼおっとしていたり、けいれんをおこしていたり、自分で水を飲めないほど弱っているときは、至急、救急車を要請してください。
28度超えないようにエアコン活用
熱中症の救急搬送者の約半分が、室内で熱中症になっています。日中の炎天下だけではなく、室内も注意が必要です。
無理は禁物です。暑いと感じなくても、室温が28度を超えないようエアコンを活用しましょう。また、室内でも涼しい服装をしましょう。
特に注意!
急激な気温上昇
熱中症による死亡者の数は、真夏日(最高気温が30度以上の日)から増加します。
気温が35度を超える日は特に注意してください。運動は原則中止し、外出はなるべく避けて涼しい室内に移動してください。室内に入れないときは日陰を利用しましょう。
日頃から涼しい服装をし、帽子や日傘で暑さを避けましょう。
高齢者
高齢者は自覚がないのに熱中症になる危険がありますので、周囲のかたの見守りや声かけが大切です。
熱中症による死亡者の約8割が高齢者で、高齢者の熱中症は半数以上が自宅で発生しています。高齢者は、のどの渇きや暑さを感じにくくなっています。また、体の中の水分量が少ないため脱水状態になりやすく、暑さに対する体の調整機能も弱くなっています。
日中の炎天下だけではなく、屋内や夜間も注意が必要です。高齢のかたは部屋の温度は28度を目安に過ごしましょう。
子ども
乳児や子どもは、体温調節機能が十分に発達していないため、体に熱がこもりやすくなります。
また、大人よりも地表面からの熱の影響を受けやすいため、外出時には注意が必要です。乳幼児連れの外出は、最も暑い時間帯をなるべく避けましょう。
絶対に車の中に子供を置き去りにしてはいけません。
その他
その他にも、次のような場合は特に注意が必要です。積極的に予防を行いましょう。
- 二日酔いや寝不足によって体調不良である場合
- 下痢やインフルエンザなどによる脱水症状がある場合
- 糖尿病や精神疾患といった持病がある場合
- 長時間の屋外作業を行う場合
令和5年3月13日以降のマスク着用の考え方
厚生労働省及び東京都から令和5年3月13日以降のマスク着用の考え方(学校におけるマスクの着用の考え方については、令和5年4月1日から適用)が示されました。
詳細は、以下の厚生労働省、東京都及び目黒区のホームページをご覧ください。
- マスクの着用について(厚生労働省ホームページ)
令和5年3月13日以降のマスク着用の考え方について掲載されている、厚生労働省のホームページです。令和5年3月12日までのマスク着用の考え方についても記載されています。 - マスクの着用(東京都ホームページ)
東京都における令和5年3月13日からの新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の取組について記載している、東京都ホームページです - 新型コロナウイルス感染症対策におけるマスク着用の考え方
目黒区役所感染症対策課によるマスク着用の考え方です。
関連するサイト・参考
お問い合わせ
保健予防課 保健管理係
電話:03-5722-9396
ファクス:03-5722-9508