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更新日:2023年11月24日

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地震による通電火災には、感震ブレーカーが有効です

震災時に通電火災にご注意を

「通電火災」とは、地震、台風等の自然災害の影響により、停電から電気が復旧することによって発生する火災のことをいいます。阪神淡路大震災や東日本大震災で発生した火災の半数以上が、電気による火災と言われています。震災時には広範囲かつ長時間に及ぶ停電が発生するため、停電復旧後の再通電時に出火する、「通電火災」に注意が必要です。

感震ブレーカーとは

感震ブレーカーとは、地震を感知すると自動でブレーカーを落とす装置であり、通電火災を減らす上で大きな役割を果たす効果が期待されています。東日本大震災を契機として、国や自治体において普及啓発を行っています

感震ブレーカー普及啓発チラシ(出典:経済産業省ホームページ)(PDF:570KB)

感震ブレーカーの種類と特徴

感震ブレーカーには様々なタイプのものがあり、ご家庭の状況によって設置するものを選ぶことができます。

 

種類 分電盤タイプ(内蔵型) 分電盤タイプ(後付け型) 簡易タイプ コンセントタイプ
写真 内蔵タイプ 外付け 簡易型 konnsennto
備考 分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを探知し、ブレーカーを落として電気を遮断します。 分電盤に感電機能を外付けするタイプで、漏電ブレーカーが設置されている場合に設置が可能です。 ばねの作動やおもりの落下によりブレーカーを落として、電気を遮断します。 コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、当該コンセントからの電力供給のみを遮断します。
メリット
  • 地震発生後数分後に遮断されるため、身の安全や電気製品の安全を確保することが可能
  • 作動の信頼性が高い
  • 遮断前にお知らせしてくれる機能などがある
  • 地震発生後数分後に遮断されるため、身の安全や電気製品の安全を確保することが可能
  • 作動の信頼性が高い
  • 遮断前にお知らせしてくれる機能などがある
  • 安価に入手することができる
  • 設置が容易で電気工事が不要
  • 作動の信頼性が高い
  • 比較的安価に入手することができる

 

デメリット
  • 電気工事が必要
  • 費用が高額(約5万から8万円)
  • 電気工事が必要
  • 費用が高額(約2万円)
  • 一斉に電気を遮断してしまうため、避難行動に支障をきたす恐れがある。
  • 自ら取り付けるため、作動の信頼性にばらつきがある。
  • コンセントごとに設置するため、出火予防効果が限定的になってしまう。

 

注意点

夜間の照明確保のために、停電時に作動する足元灯や懐中電灯などの照明器具を常備しましょう。

揺れを感知してから切断までの時間的猶予が無いタイプの感震ブレーカーの場合、照明類も即座に消えてしまう場合があります。夜間等に大規模な地震が発生し、感震ブレーカー等が作動した場合、避難時の照明が確保できない可能性がありますので、一般的な防災対策としても停電時に作動する足元灯や懐中電灯などの照明器具を常備してください。

感震ブレーカーを設置するにあたっての留意点(出典:経済産業省ホームページ)(PDF:339KB)

感震ブレーカー以外の対策も

感震ブレーカーは通電火災対策には大変有効です。しかし、地震による火災の原因は通電火災だけではありません。ガスによる火災、石油ストーブなどの暖房機器による火災など様々なことに気を付けなければいけません。
感震ブレーカーを取り付けたからといって、過度な安心感を持つのは避けましょう。もしもの時のために住宅用の消火器を用意するなど、二重三重の火災予防対策を講じることが必要です。

お問い合わせ

防災課

ファクス:03-5723-8725