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東海地震の予知
東海地震全般
東海地震ってなに?
太平洋のマントルに乗ったプレートが駿河湾で日本列島の下に潜り込む際に生じた歪みにより、100年から150年間隔で発生するといわれている地震のことで、現在は明治の始め頃から歪みが蓄積されていると考えられています。
東海地震は予知できる地震とされ、気象庁が24時間体制で観測を続けています。この観測データに異常があると、判定会が招集されます。その結果、地震の予兆であると判断されると警戒宣言が発令されます。
東海地震に関連する情報とは
気象庁は常時監視している地震予知観測データに異常がみとめられた場合、「東海地震観測情報」「東海地震注意情報」「東海地震予知情報」の3段階の情報を発表します。
- 「東海地震観測情報」(危険度低)…東海地震の前兆現象について直ちに評価できない場合に発表されます。
- 「東海地震注意情報」(危険度中)…東海地震の前兆現象である可能性が高まったと認められた場合に発表され、「判定会」が開催されます。
- 「東海地震予知情報」(危険度高)…東海地震が発生する恐れがあると認められた場合に発表され、これを受けて「警戒宣言」が発令されます。
警戒宣言ってなに?
「東海地震予知情報」が発表された場合に総理大臣が発令するものです。
東海地震が発生した場合、目黒区においても震度5程度の地震が発生する可能性があるため、地震に対する備えをしましょう。
本当に起きるの
本当に地震が起きるの?(「東海地震観測情報」「東海地震注意情報」の時点)
地震予知観測データに異常が認められましたが、この異常が地震の予兆であるという判断は、この時点では、まだされていません。
本当に地震が起きるの?(「東海地震予知情報」「警戒宣言発令」の時点)
地震が起きる可能性は、かなり高いと思われます。しかしながら、地震が起きずに警戒宣言が解除される可能性もあります。テレビやラジオの情報をよく聞いて冷静に行動しましょう。
どれくらいの大きさの地震が起きるの?
判定会招集前の想定では、震源が駿河湾沖、マグニチュード8、震源周辺の揺れの激しい場所では震度6以上の大地震が発生するとされています。目黒区においても震度5程度の揺れが想定されています。
いつ起きるか分かる
いつ起きるか分かる?(「東海地震観測情報」「東海地震注意情報」の時点)
判定会招集の段階では、地震が起きる可能性を判断しているため、「地震が起きるのか」また、「いつ起きるのか」まで予測できるかは、検討の結果を待たないと分かりません。
いつ起きるか分かる?(「東海地震予知情報」「警戒宣言発令」の時点)
当初は、「数時間以内」あるいは「2、3日以内」といった表現になるものと予想されています。観測データは常に分析され発表されますので、テレビやラジオの情報を聞き冷静に行動しましょう。
また、観測データが正常に戻り地震発生の恐れがなくなった場合は、「各種情報」「警戒宣言」が解除される可能性もあります。
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