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更新日:2024年8月26日

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子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症)予防ワクチン接種

令和5年4月から9価ワクチン(シルガード9)が、厚生労働省の審議会での議論を経て定期接種に位置付けられました。

令和6年4月1日から男性へのHPV任意接種を開始しました。

詳しくはこちらをご覧ください。

積極的な接種勧奨再開

定期接種

子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症)予防ワクチンは、平成25年6月14日付け厚生労働省通知に基づき積極的な勧奨を差し控えておりましたが、子宮頸がん予防接種の安全性について特段の懸念が認められず、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが確認されたことから、令和3年11月26日付けの厚生労働省からの通知により令和4年4月より積極的勧奨が再開となりました。

接種を受ける前には、接種を受けるかどうかを判断する際や接種を受ける段階での注意事項などが掲載された厚生労働省が発出しているリーフレットを必ずお読みください。
また、不安や疑問に感じることは接種医にご相談ください。

定期接種の対象となるかた

小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子(令和6年度の対象は、平成20年4月2日から平成25年4月1日生まれの女子)
(標準接種年齢「中学1年生に相当する年齢の女子」令和6年度の対象は、平成23年4月2日から平成24年4月1日生まれの女子)
既に発行された予診票には9価ワクチン(シルガード9)の記載はありませんが、現在お持ちの予診票で9価ワクチン(シルガード9)を接種できます。

令和6年4月から子宮頸がん定期予防接種対象となる小学6年生女子のかたに、令和6年3月25日に予診票を送付いたしました。

令和6年度子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)予防接種のお知らせ(PDF:481KB)

ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)(厚生労働省)

厚生労働省のホームページです。接種を受けるかどうかを判断する際の情報を盛り込んだリーフレット、接種を受ける段階での注意事項などを記したリーフレットなどが掲載されています。

予防接種を受ける場所

子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)予防ワクチン接種実施医療機関(PDF:196KB)

目黒区内契約実施医療機関で接種してください。なお、目黒区以外の22区の医療機関でも受けられる場合があります。直接、当該区または医療機関にお問い合わせください。

積極的な勧奨を差し控えていたことにより接種機会を逃したかたへの接種

キャッチアップ接種(特例接種)

令和4年3月18日付け厚生労働省通知において、接種機会を逃したかたへの接種(キャッチアップ接種)について、以下の対象者・期間で実施することになりました。

対象となるかた

対象者は平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性です。

期間:令和4年4月1日から令和7年3月31日まで(今年度が最後です)

  • 既に発行された予診票には9価ワクチン(シルガード9)の記載はありませんが、現在お持ちの予診票で9価ワクチン(シルガード9)を接種できます。
  • 転入などで予診票が届いていない場合や紛失した場合は、電子申請または電話で予診票発行の申請をしてください。
  • 接種を受ける前には、接種を受けるかどうかを判断する際や接種を受ける段階での注意事項などが掲載された厚生労働省が発出しているリーフレットを必ずお読みください。また、不安や疑問に感じることは接種医にご相談ください。

厚生労働省のホームページでは、子宮頸がん(HPV)予防ワクチンを逃したかたのための接種(キャッチアップ接種)に関する情報が掲載されています。キャッチアップ接種リーフレットもご覧いただけます。

ヒトパピローマウイルスワクチンの接種を逃したかたへ キャッチアップ接種のご案内(厚生労働省)

令和4年3月18日厚生労働省通知(PDF:470KB)

令和3年12月28日厚生労働省通知(PDF:309KB)

令和3年11月26日厚生労働省通知(PDF:169KB)

令和6年度子宮頸がん予防ワクチンのお知らせ(キャッチアップ接種)(PDF:454KB)

予診票の発行申請(定期接種・キャッチアップ接種共通)

目黒区に転入されたかたや予診票を紛失された場合、キャッチアップ接種対象のかたは、こちらのフォームから予診票発行の申し込みが出来ます。

令和6年度 子宮頸がん(HPV感染症)予防接種予診票 交付申込 (定期・キャッチアップ)

予防接種を受ける場所

子宮頸がんワクチン(キャッチアップ)接種実施医療機関(PDF:190KB)

目黒区内の契約医療機関で接種してください。なお、目黒区以外の22区医療機関でも受けられる場合があります。直接、当該区または医療機関にお問い合わせください。

List of institutions where English is available (vaccination against HPV catch-up only)(PDF:441KB)

英語版の医療機関名簿です。

予防接種の費用・過去に自費で接種した払い戻し(償還払い)

送付された予診票を使用し、予診票の有効期間内に接種を受けたときは無料です。ただし、決められた医療機関以外で接種したり、有効期間を外れて受けたときは有料になります。

積極的勧奨差し控え期間に自費で接種したかたの任意接種費用助成(償還払い)

HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、定期接種の機会を逃したかたで定期接種の年齢を過ぎてHPVワクチンの任意接種を自費で受けたかたへ接種費用の助成(償還払い)を行います。
償還払いを受けるには条件や申請が必要となりますので、下記のページで詳細をご確認ください。

子宮頸がん予防ワクチン(任意接種)の費用助成

HPVワクチンの特徴

「〇価」とは簡単に言うと「〇接種のタイプのウイルスに対する免疫力をつけられるか」ということを表しています。

ワクチンの特徴一覧
  ワクチンの特徴
2価ワクチン
サーバリックス
子宮頸がんを引き起こしやすい2種類のタイプのウイルス「HPV16型・18型」への感染を防ぐためのワクチン。子宮頸がんの原因のおよそ50から70パーセントを防ぐとされています。
4価ワクチン
ガーダシル
HPV16型、18型および6型、11型「主に尖圭コンジローマ:良性のイボが性器や肛門の周りにできる病気」の原因となるウイルスの感染を予防するワクチン。子宮頸がんの原因となるウイルスを防ぐ効果は2価ワクチンと同程度です。
9価ワクチン
シルガード9
HPV6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型の9つの感染を予防するワクチン。子宮頸がんの原因のおよそ80から90パーセントを防ぎ、感染予防効果は2価・4価ワクチンより高いとされています。
主な原因となる遺伝子型
  主な原因となる遺伝子型
子宮頸がん HPV16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型
尖圭コンジローマ HPV6型、11型

接種回数と標準的な接種間隔

2価ワクチン(サーバリックス)

3回接種

  • 1回目:初回接種
  • 2回目:初回接種から1か月後
  • 3回目:初回接種から6か月後

4価ワクチン(ガーダシル)

3回接種

  • 1回目:初回接種
  • 2回目:初回接種から2か月後
  • 3回目:初回接種から6か月後

9価ワクチン(シルガード9)

3回接種

  • 1回目:初回接種
  • 2回目:初回接種から2か月後
  • 3回目:初回接種から6か月後

次の場合は、9価ワクチン(シルガード9)の2回接種が可能です。

  • (1)小学校6年生の学年から15歳の誕生日の前日(15歳未満)のかた。15歳になる前までに1回目の接種が完了していること。
  • (2)初回から2回目の接種間隔が最低5か月以上であること。

以前に接種歴があり、その当時使用していたワクチンが不明な場合は接種医にご相談ください。
標準的な接種間隔以上に期間があいた場合や、接種間隔にご不明な点がある場合は接種医にお問い合わせください。

キャッチアップ接種の回数

  • これまでに3回接種しているかた:子宮頸がん予防接種は完了していますので、新たに接種の必要はありません
  • これまでに2回接種しているかた:残り1回を接種
  • これまでに1回接種しているかた:適切な間隔を空けて残り2回を接種
  • これまでに一度も接種されていないかた:適切な間隔を空けて3回接種

以前に接種歴があり、その当時使用していたワクチンが不明な場合は接種医にご相談ください。
標準的な接種間隔以上に期間が空いた場合や、接種間隔にご不明点がある場合は接種医にお問い合わせください。

子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)予防ワクチン接種を受けるにあたっての注意

予防接種後にみられる副反応

HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
また、稀ですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こる場合があります。接種後に体調の変化があった場合には、すぐに医師に相談してください。

 

ワクチン別予防接種後にみられる副反応一覧(出典 厚生労働省作成リーフレット)
発生頻度 2価ワクチン(サーバリックス) 4価ワクチン(ガーダシル) 9価ワクチン(シルガード9)
50パーセント以上 接種部位の痛み、赤み、腫れ、疲労感 接種部位の痛み

接種部位の痛み

10パーセント以上

50パーセント未満

かゆみ、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など 接種部位の赤み、腫れ 接種部位の腫れ、赤み、頭痛

1パーセント以上

10パーセント未満

じんましん、めまい、発熱など

頭痛、接種部位のかゆみ、発熱

浮動性めまい、悪心、下痢、接種部位のかゆみ、

内出血、発熱、疲労など

1パーセント未満 接種部位の知覚異常、感覚鈍麻、全身の脱力

下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、

接種部位のしこり、出血、不快感、倦怠感など

嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、接種部位の出血、

血腫、しこり、倦怠感など

頻度不明 四肢痛、失神、リンパ節症など 失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など 感覚鈍麻、失神、四肢痛など

 

(注記)重い症状

  • アナフィラキシー:呼吸困難、じんましん等の症状
  • ギラン・バレー症候群:手足の力が入りにくい等の末梢神経の病気
  • 急性散在性脳脊髄炎(ADEM):頭痛・嘔吐・意識低下等の脳や神経の病気

HPVワクチン接種後に生じた症状の報告頻度

1万人あたり約8人から9人。重篤と判断された報告頻度は1万人あたり約5人から7人。

(注記)報告数(副反応疑い報告制度における報告数)は企業からの報告数と医療機関からの報告数の合計。

企業からの報告は販売開始からの報告数、医療機関からの報告は平成22年11月26日から令和4年9月末時点までの報告数。 出典 厚生労働省作成リーフレット

子宮頸がん予防ワクチン接種後の痛みの診療について(平成26年7月通知)(PDF:185KB)

上記の接種後の痛みの診療についてと以下の2価ワクチン(サーバリックス)の説明書、4価ワクチン(ガーダシル)及び9価ワクチン(シルガード9)の説明書もご参照ください。

2価ワクチン(サーバリックス)の説明書(PDF:614KB)

4価ワクチン(ガーダシル)の説明書(PDF:1,101KB)

9価ワクチン(シルガード9)の説明書(PDF:1,208KB)

保護者の同伴

16歳未満の定期予防接種の実施にあたっては原則、保護者の同伴が必要です。

諸事情で保護者が同伴できない場合、「委任状」または「同意書」をご使用いただいて接種することができる場合があります。

詳しくは、子どもの予防接種(ページID:3486)内の項目「委任状・同意書」をご覧ください。

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    子宮頸がん予防ワクチンは、全ての発がんの原因となるHPV感染を防ぐことができるわけではありません。ワクチン接種に加え、早期発見のために子宮頸がん検診を定期的に受診することが重要です。20歳を過ぎたら定期的に子宮がん(頸がん)検診を受けましょう。
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  • 子宮頸がん予防ワクチンに関する情報及び相談窓口(厚生労働省)
    厚生労働省のホームページです。

お問い合わせ

感染症対策課 予防接種係

ファクス:03-5722-9890