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更新日:2023年10月11日

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ひとめぐり「EMPOWER Project代表 飯山智史さん」(令和5年10月15日号)

ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。
また、紙面で掲載しきれなかったインタビューを動画でもお楽しみいただける、ひとめぐりmovieも掲載します(動画のない記事もあります)。

令和5年10月15日号 vol.27
EMPOWER Project代表 飯山智史さん

飯山智史さんの顔写真

プロフィール

「協力が必要な時に声をかけて」という気持ちを示すマークを製作・推進する活動「EMPOWER Project」を、東京大学在学中に仲間と共に立ち上げる。卒業後も看護師として勤務しながら活動の幅を広げ、学生チームと続けている。

マゼンタ・スターを広め誰もが協力し合える世界をつくりたい

協力する側がカミングアウトするという発想

マゼンタスターの画像電車で席を譲りたいけれど、断られるかもしれない。優しい気持ちを持ちながら、行動に移せない優しさがもったいないと感じた飯山さんは、大学2年生の時に仲間と一緒にEMPOWER Projectの活動を始めました。自分から声を掛けるという高いハードルを下げるために考えたのが、困っている時に協力できるという意思を示すマーク、「マゼンタ・スター」(右画像)のバッジを身に着けるというものでした。
「私たちが考案したマゼンタ・スターには、いろいろな意味が込められています。マゼンタという色はSDGs目標10の「人と国の不平等をなくす」のテーマカラーです。星は世界の国旗の3分の1以上が使っていることから、世界中に広めたいという願いを込めて、そしてその星の周りのグレーは丸に見えますが、よく見ると17角形になっていてSDGsの目標の数なんです」。

マゼンタ・スターは優しさの象徴の一つ

「マタニティマークやヘルプマークなどは、当事者が協力してほしいとカミングアウトするマークです。でも、協力したいですという協力者からのマークってなかったんです。協力する側の人は誰でもいい。障害があってもなくても、お年寄りでも若くてもいい。それに、取り外しのできるバッジやキーホルダーなので、体調が悪い時や知らないまちにいる時はマークを外して、協力してもらう側に立つこともできます」。協力し合う時に大切なのは、コミュニケーションをとって、何に困っていて何を必要としているかを知ることだと飯山さんは言います。「マゼンタ・スターは、コミュニケーション促進の意味もあり、優しさの象徴の一つ。旅行先で写真を撮ってほしい時や道に迷った時な
どは、周りの何となく優しそうな人を探しますよね。このマークはまさにそんな感じで、声を掛けてもらって大丈夫ですよというちょっとした優しさを表すマークなんです」。

多くの人にマゼンタ・スターを知ってほしい

クラウドファンディングでの資金集めから始まったこの活動は現在、大学の授業やワークショップ、企業連携や国連での活動紹介など、国内外に向けて活動しています。
うれしかったエピソードを伺うと、「精神障害のあるかたから、「自分は当事者であり、助けられる側だと今まで思っていたが、このマークに出会って自分も協力者になれると気付いた。バッジをつけると外に出る勇気が出る」と言われた時は、私たちの気持ちが届いたと実感しました」。
「とにかくたくさんの人にマークの意味を知ってもらい、自然に協力し合える社会にできたらいいなと思います。同時に、より多くの場所でマゼンタ・スターのバッジが入手できるよう、環境を整えていきたいと思っています」と優しい笑顔で語ってくれました。

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ファクス:03-5722-8674