更新日:2022年7月7日
訓練概要
目黒区では水害が発生しやすい季節を前に、区民の水害に対する備えと、区・消防署・警察署・消防団による水害対応訓練のために「目黒区総合水防訓練」を毎年中目黒公園・健康とスポーツの広場(目黒区中目黒二丁目3番14号)で実施しています。
目黒区においては、目黒川をはじめとする区内河川の改修や下水道の整備により、河川氾濫による水害は、ここ数年起きていません。
しかしながら、都市型水害として、夏場の短時間に集中的に降る大雨の影響で毎年家屋浸水などの被害が発生しています。これは、地表が道路の舗装や建物のコンクリートにおおわれ、緑が減り雨水が地中にしみこみにくくなったため、下水道に短時間に雨水が集中し許容量を超えてしまったり、道路などの側溝が詰まってあふれ出ることが原因となります。
東京都では、1時間あたり50ミリメートルの雨に対応した下水の整備を行っていますが、最近の都内における夏場の局地的な大雨は、10分から20分ほどのあいだに、1時間あたりに換算して100ミリメートルに相当する量の雨を降らせることもあります。
水は一度あふれると想像を上回る勢いで増水し、20センチメートルほどの浸水でも水圧でドアが開かなくなり閉じ込められる事もあります。
水害に対応する知識や準備がいざというときに役立ちます。「目黒区総合水防訓練」では、普段家庭で使われる物で、家庭や事業所への浸水を防ぐ工夫を紹介し、参加された区民の皆様にも実際の取組などを体験していただきます。
令和4年度総合水防訓練の様子
令和4年度の総合水防訓練は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から内容を一部変更し、区職員・防災関係機関・一部の町会の皆様のみでの実施となりました。
過去の訓練の様子
区民の皆様も多く参加いただいています
ゴミ袋と段ボールによる止水工法
区民の皆様による積み土のう
消防団による積み土のう工法
