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野菜を上手に保存しておいしく食べきろう!
野菜を買ってもすぐに傷んでしまう…ということありませんか。せっかく買った野菜を捨ててしまうと、ごみが増えてしまうだけでなく、家計にも負担がかかってしまいます。
区は、環境にも財布にも優しく、賢い買い物を提案するめぐろ買い物ルールの5つのルールのうち、ルール4で「おいしく食べきろう!」を掲げています。
野菜をおいしく食べきるための、上手な保存方法をご紹介します。
教えてくれたのは、めぐろ区報で食べきりレシピを連載中の料理研究家、行長万里さんです。
保存方法の基本
- 野菜は育つ状態と同じように保存!
- 余分な水分は大敵!水分は拭き取って保存!
- 乾燥も大敵!キッチンペーパー、ラップなどに包み保存袋に入れて保存!
- ほとんどの野菜、きのこは冷凍保存できる!
さまざまな野菜に共通する保存方法の基本です。まずはこの4点をおさえましょう!
代表的な野菜の保存方法
日常でよく使用される身近な野菜の保存方法をご紹介します。保存期間は目安です。
葉菜
葉の部分を食べる野菜から、3種類ご紹介します。
キャベツ
冷蔵保存(保存期間:約2週間)
芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰める。ラップをして保存袋に入れ、芯を下にして野菜室で保存。
冷凍保存(保存期間:約1か月)
千切りや、ざく切りにして保存袋に入れて冷凍する。
冷凍していたキャベツは、水分を絞ってサラダや、凍ったままスープに使用する。
レタス
冷蔵保存(保存期間:約2週間)
芯に小麦粉をつけてラップで包み、保存袋に入れる。芯を下にして野菜室で保存。
冷凍保存(保存期間:約3週間)
ちぎったもの、切ったものは、保存袋に入れて冷凍する。
凍ったままスープなどに使用する。
小松菜
冷蔵保存(保存期間:約3日)
湿らせたキッチンペーパーに包み、保存袋に入れて立てて野菜室で保存。
冷凍保存(保存期間:約3週間)
切ったものは、保存袋に入れてそのまま冷凍する。
凍ったままスープや炒め物に使用する。
根菜
根の部分を食べる野菜から、3種類ご紹介します。
大根
冷蔵保存(保存期間:約10日)
白い部分は、キッチンペーパーに包み、保存袋に入れて野菜室で立てて保存。
冷凍保存(保存期間:約3週間)
白い部分は、薄切りにするか、おろして水分を切り冷凍する。
葉は、細かく切って、保存袋か密封容器に入れ冷凍する。
じゃがいも
常温保存(保存期間:約2か月)
気温が20度を下回る時は、キッチンペーパーに包んで日の当たらない風通しの良い場所に置く。
(土が付いている野菜は基本的に洗わないで常温保存。じゃがいも、さつまいも、里いもなど。)
冷蔵保存(保存期間:約2か月)
気温が20度以上の時は、保存袋に入れて野菜室で保存。
ごぼう
常温保存(保存期間:約10日)
土がついたままのものは、キッチンペーパーまたはチラシに包んで日の当たらない風通しの良い場所に立てて置く。
冷蔵保存(保存期間:約1週間)
土がついていないものは、ラップで包み、野菜室で立てて保存。
冷凍保存(保存期間:約1か月)
切ったものは、あくを抜いて、水気を切り、保存袋に入れて冷凍する。
果菜
実の部分を食べる野菜から、3種類ご紹介します。
きゅうり
冷蔵保存(切っていないもの)(保存期間:約10日)
切っていないものは、水分をふいてキッチンペーパーに包み、保存袋に入れて野菜室で立てて保存。
冷蔵保存(切ったもの)(保存期間:約3日)
切ったものは、ぴったりラップをして野菜室で保存。
冷凍保存(保存期間:約1か月)
薄切りにしたものは、保存袋に入れて冷凍する。
解凍して水分を絞り、和え物やサラダに使用する。
トマト
常温保存(保存期間:約3日から1週間)
夏以外の時期で、完熟でないものは、1つずつキッチンペーパーに包み、へたを下にして保存袋に入れて袋を閉じず保存。
(暑い国発祥の野菜は、常温保存もできる。トマトやなす、カボチャなど。)
冷蔵保存(保存期間:約1週間)
夏の時期、または夏以外の時期でも完熟のものは、常温保存と同様、1つずつキッチンペーパーに包み、へたを下にして保存袋に入れて袋を閉じず冷蔵保存。
冷凍保存(保存期間:約1か月)
1個丸ごと保存袋に入れて冷凍保存することもできる。
冷凍したものは、凍ったままスープ、煮物、ソースに使用する。
なす
冷蔵保存(保存期間:約10日)
切っていないものは、1つずつキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて立てて野菜室で保存。
冷凍保存(保存期間:約1か月)
切ったものは、保存袋に入れて冷凍する。
冷凍したものは、煮物、汁物に使用。
提案 料理研究家 行長万里さん
料理研究家 行長万里さん
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