更新日:2024年4月5日

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ノロウイルス

ノロウイルスとは

ノロウイルスによる食中毒は一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。

ウイルスに汚染された食品などを介して経口感染すると、人の腸管で増殖し、食中毒を起こします。飛飛沫感染や空気感染により、人から人へ直接感染する場合もあります。

人に感染するノロウイルスは2つの遺伝子群に分けられます。

酸や加熱、消毒に強く、胃酸や60度30分間の加熱では病原性を失いません。また、感染力が強く少量でも感染します。

感染経路

調理従事者の手指などに付着したノロウイルスが食品を汚染し、その食品を食べることで感染する経路が多く、カキなどの二枚貝を生または加熱不十分で食べたことによる事例は少なくなっています。

二枚貝による食中毒は、人のふん便やおう吐物に含まれるノロウイルスが下水から河川、海へと運ばれ、ウイルスに汚染された水域で養殖あるいは生育した二枚貝にウイルスが蓄積されることによって起こります。

ノロウイルスの感染経路図

ノロウイルスによる食中毒

主な症状

吐き気、おう吐、腹痛、下痢が主症状です。

症状があるのは約3日ですが、症状が治まっても10日間程度、長い場合には1か月以上ふん便中にウイルスを排出することがあります。

潜伏期間

平均1日から2日です。ウイルスに感染しても症状がでないことがあります。

原因食品

ノロウイルスに感染した調理従事者を介して汚染された食品を食べることにより感染するため、あらゆる食品が原因食品となる可能性を持っています。

ノロウイルスを蓄積したカキなどの二枚貝を生や加熱不十分のままで食べることで感染することがあります。

予防のポイント

十分な加熱

カキなどの二枚貝は中心部まで十分加熱(85度から90度で90秒間以上)してから食べましょう。

野菜や果物などは十分洗浄し、加熱が可能な食品は十分加熱しましょう。

二次汚染の防止

トイレの後や調理の前、食事の前にはしっかり手を洗いましょう。

調理器具などは洗浄・消毒し、清潔なものを使用しましょう。

健康管理

下痢やおう吐などの症状がある場合は、直接食品を取り扱う作業は避けましょう。

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お問い合わせ

生活衛生課 食品衛生係

ファクス:03-5722-9508