更新日:2015年4月10日
目黒ばやし自緑保存会
昭和53年3月22日
江戸時代
つぎの神社の祭礼時に演奏
江戸の祭礼は年々さかんになり、文化・文政期(ぶんか・ぶんせいき)(1804年から1830年)頃になると祭囃子(まつりばやし)があちこちで演奏されるようになります。その祭囃子(まつりばやし)の本流ともいわれるものに「神田ばやし」がありますが、「目黒ばやし」はその流れを汲むものといわれています。
演奏は、小太鼓(こだいこ)の「シラベ」2名、大太鼓(おおだいこ)の「オオドウ」1名、篠笛(しのぶえ)の「トンビ」1名、鉦(かね)の「ヨスケ」1名の計5名の構成で行われます。曲目は鎌倉、破矢(はや)、昇殿(しょうでん)、宮昇殿(みやしょうでん)、仕調目(しちょうもく)など十曲あまりが伝えられています。
現在、目黒ばやし自緑(じりょく)保存会、目黒門前(もんぜん)ばやし保存会、目黒囃子(めぐろばやし)東が丘保存会が保持団体として認定されています。それぞれ熊野神社、碑文谷八幡宮、八雲の氷川神社の祭礼で演奏をおこなっています。
目黒門前ばやし保存会
目黒囃子東が丘保存会