ここから本文です。
木造二天王立像 目黒区指定有形文化財(彫刻)
概要
木造二天王立像
指定年月日
令和2年2月20日
時代・年代
平安時代後期、12世紀
公開の有無
非公開
所在地
目黒区中目黒五丁目24番53号 祐天寺(ゆうてんじ)
解説
木造二天王立像(もくぞうにてんのうりゅうぞう)は、祐天寺仁王門の裏の間に安置されていた仏像です。寺伝によると各尊名は増長天(写真左)と持国天(写真右)で、両像とも大きさは90cm余りです。像容の特徴から平安時代後期、12世紀に近畿周辺で製作されたとみられ、後世の表面着色や、修理により補作された部分、また持物(じもつ)の欠失はあるものの製作当初の姿をよく残しています。
両像の鎧(よろい)の胴部分である表甲(おもてこう)に金鎖甲(きんさこう)という鎖編みが刻出されている点や、持国天は長靴を履くのに対し、増長天像は魚の口や鱗(うろこ)、背鰭(せびれ)があらわされている脛当(すねあて)をつけている点が特徴として挙げられます。
お問い合わせ
生涯学習課 文化財係
電話:03-5722-9320