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災害時のトイレは家庭での備蓄が重要です
大きな地震が起きた後、トイレは使用していい?

大きな地震が起こると、停電・断水の影響で、自宅の水洗トイレが使用できなくなる可能性があります。
また、トイレの排水がきちんとされているように見えていても、一軒家であれば地中や、マンション等の集合住宅であれば建物内のどこかで、下水管へつながる排水管が損傷している場合があります。
排水管が損傷しているのに使用してしまうと、自宅のトイレやマンションの下層階のトイレから、汚水が逆流することも。
大きな地震の後は、排水管が損傷していないことを確認できるまで、水洗トイレを使用しないようにしましょう。
また、災害時に自宅の水洗トイレが使えないことを想定し、各ご家庭でトイレを備蓄しておきましょう。
備蓄量の目安

1人1日5回から7回がトイレの回数の目安になります。家族の人数分の、最低3日分、7日分を目標に備蓄をしてください。
例えば3人家族の場合は、最低45回から63回分、105回から147回分の備蓄が目標です。
災害時に使用方法が分からず困らないように、備蓄しておくだけでなく、実際に使用してみましょう。
簡易トイレ・携帯トイレが購入できる場所
目黒区が行っている防災用品のあっせんでは、簡易トイレ・携帯トイレを取り扱っています。金額・品物・購入方法については、「防災用品のあっせん」をご確認ください。
また、ホームセンターやネットショッピング等でも取り扱いがある場合がございます。取り扱いについては、店舗等に直接お問い合わせください。
簡易トイレ・携帯トイレの処分について
簡易トイレ・携帯トイレは、原則、可燃ごみとして処分が可能です。
実際の災害時は、処分方法について、目黒区より情報発信がある場合がございますので、指示に従っていただきますよう、ご協力をお願いします。
災害時に使えるトイレの種類
簡易トイレ

簡易トイレは便座と凝固剤等がセットになっているもので、プライバシーに配慮した空間さえ確保できれば、トイレの設備がない場所にトイレを設置して使用ができます。
自宅や避難所等で、トイレ空間の安全が確保できない場合に、任意の空間にトイレを設置できるメリットがあります。
携帯トイレ

携帯トイレは、凝固剤と排泄物を入れる袋がセットになっているもので、自宅や避難所のトイレの便座にセットして使用できます。
自宅や避難所等のトイレ空間の安全は確保できている状態で、停電や断水の影響でトイレに水が流せないとき、流せない可能性があるときに使用でします。
マンホールトイレ
目黒区では、地域避難所の敷地内にマンホールトイレを配備しています。
マンホールトイレとは、下水道管路にあるマンホールの上に簡易な便座やパネルを設け、災害時において迅速にトイレ機能を確保するものです。
目黒区の避難所の場所については、「避難場所一覧」をご確認ください。
また、避難所に配備されているマンホールトイレの取り扱い方法については、以下の動画をご確認ください。
災害時にトイレを控えないために
水分や栄養が不足することは、脱水症状や慢性疾患の悪化などを招き、災害関連死につながる可能性もあります。
災害時にもトイレを控えずに生活するためには、目黒区が行う備蓄等の対策だけでなく、各ご家庭での一定の備蓄が重要となってきますので、対策にご協力をお願いいたします。
災害時のトイレ事情について、Youtubeに動画を投稿しました
災害時のトイレ事情について、目黒区公式チャンネルめぐろTVに投稿しましたのでぜひご覧ください。
女性特有の悩みにも備えておきましょう
生理用品は多めにストックを
災害により生活環境が変わると、ストレスにより生理不順になることもあります。また、発災後の物流の停止により、必要な時にすぐ手に入らない可能性もあります。
予想外の事態に備えるためにも、生理用品はもう1周期分ストックがあると安心です。
災害時でも衛生的に過ごすために
思うように水を使用できないことにより、下着の洗濯ができなかったり、毎日シャワーを浴びることができない可能性も。
おりものシートやデリケートゾーン専用のウェットシートなどの衛生用品を備えておけば、災害時でも不快感を減らすことができます。
お問い合わせ
電話:03-5723-8700
ファクス:03-5723-8725