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更新日:2025年4月1日

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めぐろ区報令和7年4月1日号編集後記「校歌に託す想い」(目黒南中学校・目黒西中学校)

今回のめぐろ区報特集では、この4月に開校を迎える目黒南中学校と目黒西中学校の校歌制作を特集しました。

これまで、めぐろプラスでは、令和5年11月から、校歌制作の様子をたっぷりとお届けし、生徒たちが校歌づくりに向き合う姿をお伝えしてきました。

目黒南中学校

目黒南中学校の校歌制作ワークショップ

令和5年11月から12月にかけて3回にわたって、上目黒にキャンパスのある東京音楽大学ご協力のもと開催した、新校の校歌を制作するワークショップの様子に密着しています。

目黒西中学校

目黒西中学校の校歌制作ワークショップ

令和6年2月下旬から3回にわたって、中学校の音楽室で開催された、新校校歌制作ワークショップの様子に密着しています。

ワークショップ開始から完成に至るまで、「めがねめがね」、「ヤシノソ(目黒南中担当)」、「ちゃんみ(目黒西中担当)」などといった広報課職員(いずれもペンネーム)が密着取材を重ね、生徒たちの成長や講師の想いを伝えてきました。

今号の区報特集では、これまでの取り組みの集大成として、完成した校歌へ感じた想いなどに焦点を当てて、紹介しています。

目黒南中学校「プロの現場で生まれた校歌」

南中の校歌制作話を深く掘り下げるために、校歌制作ワークショップ終了後に2度、取材を実施しました。

中西圭三さん×堀井勝美さんへインタビュー

まずは、講師を務めた「Choo Choo TRAIN」の作曲で知られる中西圭三さんと、東京音楽大学講師の堀井勝美さんへインタビュー。

お二人は以前から別の仕事で共に音楽制作をされていて、親交があったそうです。
私自身は、お二人に直接お会いすることは初めてでしたが、今回のプロジェクトを通じて再び共に音楽を作る機会を楽しみ、素敵なものを制作しようと、とても真剣に向き合ってくださったのだなという印象を受けました。

中西さんと堀井さんインタビューの様子

中西さんは以前に、目黒南中学校の学区内に住まれていたこともあり、特別な縁を感じられていました。
「生徒たちがこの校歌を歌う時に、自分たちが過ごした学校生活を思い出せるような校歌を目指し、日々のできごとや仲間との思い出が、メロディーと共によみがえるような楽曲となっています。」とお話ししてくださった中西さん。

一方で、東京音楽大学が今回のプロジェクトに全面協力したことについて、堀井さんは「目黒南中学校と東京音楽大学がこれから、目黒区で一緒に地域に根付いていける存在になるために、共に歩める取り組みとしていきたかった」という願いをお話ししてくださいました。

実際に、東京音楽大学のプロの現場で行われた校歌制作づくりに携わった生徒からは、とても貴重な体験で忘れられない思い出だという声をたくさん聞くことができました。

吹奏楽部音源収録の様子

南中2度目の取材は、吹奏楽部音源収録に参加された吹奏楽部の生徒へインタビュー。
総勢55人で演奏した、収録の様子はめぐろプラスで詳しくお伝えしています。

収録を終えた直後に、中学校生徒へ新しい校歌を演奏したことへの印象を伺うと、「最初の南中生として見本になれるような気持ちと、後輩たちにこんな演奏してみたいと思ってもらえる演奏ができたらなという想いで演奏しました」と心を込めて演奏した気持ちを教えてくれました。どの生徒も、新しい校歌を演奏しながら、これから始まる新たな学校生活を一人一人がさまざまな想いで待ちわびているということも感じられた取材となりました。

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

吹奏楽音源収録の様子

吹奏楽部音源収録の様子

目黒西中学校「みんなで紡いだ校歌」

西中では、校歌制作報告会の後、ワークショップの講師を務めた植村花菜さんとワークショップ参加生徒による座談会を実施し、お話を伺いました。
校歌制作報告会の様子は、めぐろプラスで詳しく紹介しています。

私はこの日初めて、西中校歌制作づくりの現場に訪れましたが、植村さんと生徒の距離が近く、温かい雰囲気がとても印象的でした。
そこには、“生徒一人一人の想いを引き出すことを大切にした”という植村さんの温かいアプローチがあってこそだと、座談会を進める中で感じ取ることができました。

自分たちの言葉が形になったことで、“みんなでつくった歌だと実感した”と生徒みんなが共感をしていました。
中には、「地元、目黒区から離れられないと思う。将来もし子どもが自分にできたら、“私がつくった校歌だよ”と自慢したい」と誇らしい想いを語ってくれる生徒もいて、その場にいた目黒区職員として、とてもうれしい気持ちになりました。

植村さんとワークショップ参加生徒

最後は、皆さんと植村さんとで記念撮影

想いが紡がれた校歌

この校歌が、卒業後もふとした瞬間に口ずさみ、当時の気持ちを思い出すような、そんな温かい存在になってくれるととてもうれしいです。

また、企画を進める中で、ふと「自分の学校の校歌って、大人になってもみんな覚えているものなのかな?」と広報課職員の間で話題になり、話をしてみると、意外と歌詞・メロディーが鮮明に覚えているということが判明しました。

さまざまな人の想いを紡いで制作された新しい校歌です。
ぜひ、一度お聞きいただけたらと思います。

広報課A

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