更新日:2024年4月10日

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令和2年度食品衛生夏期対策事業の実施結果

東京都、特別区と協力して以下のとおり事業を実施しました。

1 実施結果の概要

監視指導

食品衛生法(以下、「法」という。)等に基づき、区内の食品製造業・販売業・飲食店等の調理業に対して、各種の衛生基準に適合しているかの監視及び食中毒予防の指導を目的に688施設に対して延べ810施設の立入り検査を実施しました。

収去検査

食品製造業・販売業・飲食店等から、合計32品目の食品について収去(抜き取り)検査を実施しました。598項目の検査の結果、法に違反する食品の発見はありませんでした。

表示検査

食品製造業・販売業・飲食店等が取り扱っている食品について531品目の表示検査を実施しました。その結果、表示事項に不備のある食品を1品目発見したため、口頭指導の措置を行い、改善を図りました。

食品衛生講習会

調理従事者等に対し食品衛生知識の普及のための講習会を1回実施(書面開催)し、20名の参加者がありました。

2 監視指導結果

監視指導件数及び行政措置の状況

食品製造業・販売業・飲食店等に対して、延べ810施設の監視指導を実施しました。その結果、施設基準や衛生管理運営基準、細菌検査指導基準などに適合しない88施設に対して口頭注意の行政措置を行い、改善を図りました。

監視指導結果及び行政措置の内訳の表
業態 立入施設数 立入延施設数 行政措置実施施設数 口頭注意 衛生指導注意票交付 その他の措置(改善報告書徴取等)
製造・処理施設 81 90 7 7 0 0
販売施設 105 133 25 25 0 0
調理施設 501 586 56 56 0 0
その他 1 1 0 0 0 0
合計 688 810 88 88 0 0

食肉等の取扱施設の一斉監視指導

食肉を介して発生する腸管出血性大腸菌(O157等)サルモネラカンピロバクターによる食中毒を予防するため、「食肉等の取扱施設の一斉監視指導」を実施しました。飲食店、食肉販売業、食肉処理業の延べ25施設に立ち入り、監視指導を行いました。その結果、生食に適さない食肉を生食用として提供するなど不適切な食肉の取扱いを行っていた7施設に対して、取扱い中止などの指導を行いました。

食肉取扱施設の監視指導結果の表
営業の種類 立入施設数 立入延施設数
飲食店営業 15 17
食肉販売業 8 8
食肉処理業 0 0
合計 23 25

3 収去(抜き取り)検査結果

収去検査検体数及び法違反の状況

食品製造業・販売業・飲食店等に対して、合計32品目の食品について収去(抜き取り)検査(総検査項目数598項目)を実施しました。

  • 361項目の細菌検査の結果、法に違反する食品の発見はありませんでした。指導基準により「不良」の判定となったのは5項目でしたが、これらの食品を製造・調理等を行った施設に対して、食品の衛生的な取扱いなどについて指導を行い、改善報告書徴取の措置を行いました。
  • 237項目の化学検査の結果、食品添加物の使用基準違反や表示基準違反などの食品の発見はありませんでした。
  • 輸入食品については、下記32品目のうち6品目について化学検査147項目を実施しましたが、法に違反する食品の発見はありませんでした(化学検査の再掲)。
収去検査結果の表
食品の分類 総検査品目数 不良品目数 総検査項目数 細菌検査項目数 細菌検査不良項目数 化学検査項目数 化学検査法違反項目数
魚介類等 12 1 231 231 1 0 0
肉・卵類等 0 0 0 0 0 0 0
乳・乳類等 0 0 0 0 0 0 0
農産物等 3 0 74 0 0 74 0
菓子類 2 0 48 0 0 48 0
飲料 2 0 48 0 0 48 0
弁当類・そうざい 11 3 154 130 4 24 0
その他の食品 2 0 43 0 0 43 0
合計 32 4 598 361 5 237 0

食品分類の内訳

  • 魚介類等 すし種・さしみ
  • 農産物等 野菜類・果物類及びその加工品
  • 菓子類 洋生菓子、その他の菓子・菓子材料
  • 飲料 清涼飲料水
  • 弁当類・そうざい 弁当、おにぎり、調理パン、加熱済そうざい、未加熱そうざい
  • その他の食品 缶詰・びん詰ほか

検査項目の内訳

  • 細菌検査 細菌数、大腸菌群、大腸菌、腸管出血性大腸菌(O157等)、黄色ブドウ球菌、サルモネラ、腸炎ビブリオ、成分規格など
  • 化学検査 食品添加物(保存料、着色料、甘味料、漂白剤、酸化防止剤等)、成分規格など

4 表示検査結果

表示検査件数及び法違反の状況

食品製造業・販売業・飲食店等が取り扱っている食品の531品目について表示基準に適合しているかの検査を実施したところ、表示事項に不備のある食品を1品目発見したため、口頭指導の措置を行い、改善を図りました。

5 食品衛生講習会の実施状況

講習会の実施回数及び参加人数

調理従事者などに対し食品衛生に関する最新情報の伝達および衛生知識の向上を図るため、講習会を実施しました。期間中1回実施(書面開催)し、20名が参加しました。

講習会の主な内容

食品衛生に関する最新情報、ノロウイルス対策などの食中毒予防、食物アレルギー対策などについて講習しました。

お問い合わせ

生活衛生課 食品衛生係

ファクス:03-5722-9508

生活衛生課 食品衛生指導係

ファクス:03-5722-9508