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大切な人を守るためにシートベルトを着用しましょう
シートベルトの着用状況
警察庁と日本自動車連盟(JAF)の合同調査では、東京都内のシートベルトの着用率は、一般道路で運転席、助手席ともに97パーセントを超えていますが、高速道路等では助手席が94.1パーセント(前年比-2.4ポイント)、後席同乗者の着用率は一般道路で、54.0パーセント(前年比+2.0ポイント)、高速道路等で65.9パーセント(-12.2ポイント)で、運転者に比べ低くなっています。
- 警察庁・JAF合同シートベルト着用状況全国調査結果(令和5年)(PDF:3,820KB)
- 警察庁・JAF合同シートベルト着用状況全国調査結果(令和4年)(PDF:1,342KB)
- 警察庁・JAF合同シートベルト着用状況全国調査結果(令和3年)(PDF:1,402KB)
後席でシートベルトを着用しない危険性
後席でシートベルトを着用せずに交通事故に遭った場合、以下のような危険性があります。
- 車内で全身を強打する可能性があります。
交通事故の衝撃により、すさまじい力で前席や天井、ドア等にたたきつけられることになります。仮に、時速60kmで進んでいる車が壁等に激突した場合、高さ14mのビルから落ちるのと同じ衝撃を受けます。 - 車外に放り出される可能性があります。
衝突の勢いが激しく、車が回転した場合、横の窓や後方の窓から車外に放り出されることがあります。車外に放り出されると、硬いアスファルトに体をぶつけたり、後続車両にひかれることで、最悪の場合は命を落としてしまいます。 - 前席の人が被害を受ける可能性があります。
衝突の勢いで後席の人が前方に投げ出されると、前席の人はシートとエアバッグで挟まれ、頭に大けがをすることなどにより、命を奪われることもあります。後席の人がきちんとシートベルトを着用することは、前席の人の命を守ることにもつながっています。
シートベルトの正しい着用方法
シートベルトは正しく着用しましょう。
シートベルト着用方法の基本
- シートの背は倒さずに、シートに深く腰掛けましょう。
- 腰ベルトは骨盤を巻くように、しっかり締めましょう。
- 肩ベルト(三点式の場合)は、首にかからないようにしましょう。また、肩ベルトがたるんでいると事故の際に危険ですので注意しましょう。
- バックルの金具は確実に差し込み、シートベルトがはずれないようにしましょう。
- ベルトがねじれていないかどうか確認しましょう。
妊婦の方のシートベルト着用方法
- シートの背は倒さずに、シートに深く腰掛けましょう。
- 腰ベルト・肩ベルトを共に着用するようにしましょう。腰ベルトのみの着用は事故などの際に上体が屈曲して腹部を圧迫するおそれがあり、危険です。
- 腰ベルトや肩ベルトが腹部を横切らないようにしましょう。
- 腰ベルトは、大きくなった腹部(妊娠子宮の膨らみ)を避けて腰骨のできるだけ低い位置でしっかり締めましょう。
- 肩ベルトは肩から胸の間を通し、腹部を避けて身体の側面に通しましょう。
- 肩ベルトが首にかからないようにし、そしてたるみのないようにしっかりつけましょう。
- バックルの金具は確実に差し込み、シートベルトが外れないようにしましょう。
- ベルトがねじれていないかどうか確認しましょう。
チャイルドシート・ジュニアシートの使用の目安
- 乳児用(チャイルドシート)
乳児期は首が据わっていないため、寝かせるタイプです。後ろ向きに使用する「シートタイプ」と横向きに使用する「ベットタイプ」があります。年齢の目安は新生児から1歳くらい。体格的には体重13kg未満で、身長70cm以下です。
- 幼児期(チャイルドシート)
首が据わり、自身で座れることが使いはじめの目安です。「前向きシート」として使用します。年齢の目安は1歳から4歳くらい。体重は9kgから18kg、身長は65cmから100cmです。
- 学童用(ジュニアシート)
「座席を上げて背の高さを補う」、「腰ベルトの位置を子供のでんぶに合わせる」ことによって大人用の座席ベルトが使えるようにするものです。年齢の目安は4歳から12歳くらい。体重は15kgから40kg、身長は150cm以下です。 - 携帯用の学童用ベルト
大人用の座席ベルトに取り付けることでジュニアシートと同様の効果を発揮するものもありますので、レンタカーや親族の子どもを乗せる場合などに役立ちます。
目黒区では、各シート等についてレンタル業者のあっせんをしています。
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