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路面下空洞調査の取組状況
路面下空洞調査の目的
路面下空洞調査(以下「調査」という。)は、「目黒区道路舗装維持管理方針」(以下「方針」という。)に基づき、路面下の空洞の有無や大きさなど、路面下の状況について、地中レーダー等を用いて調査し、原因特定と解消に努め、道路通行の安全を確保することを目的としています。
空洞発生のメカニズム
空洞発生原因の一つには、地下埋設管等の老朽化による破損が考えられます。破損箇所から周りの土砂が管内に流入することにより、空洞が発生します。原因を補修しない限り空洞は大きくなり、最終的に道路の陥没を引き起こします。
調査の流れ
一次調査
地中レーダーを搭載した車等が道路を走行しながら、道路面下の異常を調査します。
二次調査
異常な反応があった箇所について、詳細にその規模を調べ、道路に直径5センチメートル程度の孔を開けて空洞の状況をカメラで撮影します。
空洞発生の原因特定及び復旧
区や埋設物管理者(東京都下水道局、東京都水道局など)にて、道路を掘削し、原因の特定と空洞の復旧を行います。
調査の実績
調査は、主要道路(幹線道路やバス通り等)67キロメートルについては5年に1回、生活道路(主要道路以外)283キロメートルについては、道路修繕工事予定箇所等を対象として毎年約10キロメートル実施しています。
調査年度 | 調査延長(キロメートル) | 空洞(箇所) | 復旧済み(箇所) |
---|---|---|---|
平成25年度 | 68 | 59 | 59 |
平成26年度 | 14 | 8 | 8 |
平成27年度 | 11 | 7 | 7 |
平成28年度 | 14 | 2 | 2 |
平成29年度 | 7 | 8 | 8 |
平成30年度 | 82 | 253 | 253 |
令和元年度 | 4 | 20 | 20 |
令和2年度 | 3 | 11 | 11 |
令和3年度 | 5 | 14 | 14 |
令和4年度 | 7 | 9 | 9 |
令和5年度 | 72 | 157 |
89 |
令和6年度 | 14 | 17 | 0 |
令和6年度は、生活道路約14キロメートルにおいて調査を行いました。一次調査で異常な反応が22箇所で確認され、二次調査を実施した結果、17箇所の空洞が判明しました。この空洞は、緊急性が高い個所から順に復旧しています。引き続き、令和7年度以降に区や埋設物管理者と原因特定および復旧を行います。
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