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更新日:2023年7月11日

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ひとめぐり「NPO法人めぐろ子どもの場づくりを考える会こどもば代表理事 横山誠さん」(令和5年5月15日号)

ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。
また、紙面で掲載しきれなかったインタビューを動画でもお楽しみいただける、ひとめぐりmovieも掲載します(動画のない記事もあります)。

令和5年5月15日号 vol.22 NPO法人めぐろ子どもの場づくりを考える会こどもば代表理事 横山誠さん

横山誠さんの顔写真

プロフィール

30代で保育士資格を取得し、保育園や児童館で14年間就業。その後「こどもば」を立ち上げ、子ども食堂をはじめとし、子どもの居場所づくりに奮闘。子どもたちからは「よこちゃん」と呼ばれ、慕われている。

「食事をきっかけにさまざまな人が集う場所をつくっています」

子どもの居場所づくりから始まった子ども食堂

「2015年、子どもの居場所をつくりたいと、こどもばを立ち上げ、町会の会館などを借りて子ども向けのイベントを実施していました。そんな中、子ども食堂のことを知り、子どもにとって楽しみでもある食を通した居場所をつくろうと、2016年3月に子ども食堂を始めました」と代表理事の横山さん。子ども食堂は今や、子どもだけでなく地域みんなの居場所となっています。
「困窮家庭やひとり親家庭の子どものためだけに、という意識はありません。子どもも大人も、誰でも気軽に来ていただいて、おなかだけでなく心も満たし、そこで人とのつながりができればいいと思っています」。

食べるだけではない、こどもばの子ども食堂

子ども食堂は主に上目黒住区センターや中央町社会教育館などで「平日夜の子ども食堂」、高齢者までも対象とした「土曜日昼のみんなの食堂」、学校の長期休みに行う「お昼の子ども食堂」を実施しています。
お昼の子ども食堂では、食事の前後に宿題タイムや工作系のワークショップなどを取り入れたり、ピザやギョーザ、カレーなどをみんなで作る料理体験をしたりしているとのこと。
「献立は、寄付などでいただいた食材をもとに考えることもあります。また、節分には鬼の形をしたハンバーグや恵方巻きをつくるなど、行事食も取り入れています」と横山さん。
「子ども食堂の運営で心掛けているのは、楽しい雰囲気づくりです。食べて楽しい、遊んで楽しい、また来たいと思ってもらいたい。だから、細かいルールは決めていません。食の好き嫌いがあっても無理強いはしないし、遊びの場でもみんな自由に遊んでいます。みんな一緒に、食べて、遊んで、おしゃべりを楽しんでいます」。

子ども食堂の料理写真

ナナメの関係とサードプレイスづくりを目指して

「私たちの活動は、学校でも家でもない場づくりです。何をしてもいいし、反対に何もしなくていい「サードプレイス」として意義があると思っています。親子などタテの関係、子ども同士といったヨコの関係だけでなく、地域の人と子どもたちといったナナメの関係づくりも必要だと思っています」と横山さん。
「来てくれる子どもたち、ボランティアさん、食材を寄付してくれるかたがいる。その気持ちがうれしく、次も頑張ろうという気持ちになります。今後も多くのかたに来てほしいです。ボランティアでもいいですし、食べに来るだけでも構いません。みんなの楽しむ姿を見て、いろいろな形で子どもたちに何かしてくれるとうれしいです」と語ってくれました。

お問い合わせ

広報課 (区報担当)

ファクス:03-5722-8674

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