元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「株式会社ほおばる」

企業情報

世界一の笑顔の瞬間を食でつくりたい！

東急線・自由が丘駅から徒歩10分の閑静な住宅街の一角にある「株式会社ほおばる」は、「世界一の笑顔の瞬間を食でつくる」をモットーに、アスリート向けの個別栄養サポートを手掛けている会社です。代表を務める管理栄養士・喜多みのりさんはオリンピックへの帯同も含めて、これまでに小学生からプロ選手まで2000人以上のアスリートをサポート。さらにひとりでも多くの選手のパフォーマンスアップに貢献したいという想いから、2020年9月に同社を立ち上げました。その主軸となる細胞レベルの栄養解析による個別指導型サポートには定評があります。

そもそもスポーツ栄養学の世界に入るきっかけは、喜多さん自身の高校時代にありました。

「中学、高校、大学とバレーボールをやっていたのですが、高校のときにはなにも考えずにファストフードやお菓子を好きに食べていました。太りたくないからと、必要な栄養を摂っていなかったり。結果、高校最後の大会直前に足の靭帯を切ってしまったんです。それが悔しく、栄養に関する知識があればもっといいパフォーマンスが出せていたかもなと後悔しました。」

その後、大学に進学し、スポーツに特化した管理栄養士になるための学びを本格的にスタートさせます。

「19歳のときには将来、スポーツ栄養士になり、オリンピアンのサポートをすると決めていました。これは現在の会社のモットーでもありますが、「世界一の笑顔の瞬間を食でつくる」と当時メモに書き貼っていました。いまでも高校時代の友人に会うと、本当にやっているんだね、とよく言われます。もう一つ学生時代に決めた夢が、ママになってもキラキラ働きたい。子育てをしながらアスリートの栄養サポートを叶えること。ただ、スポーツ栄養の世界は人員的にまだ枠が少なく、当時、就活で面接を受けた会社では、現場に立てるのは30才からですね、と言われ、自分の夢が実現するまでにいったい何才になってしまうんだ?　と考え、ならば”1年生”を早くスタートさせたいという想いで、大学を卒業後飛び込んだ個人事業主の世界で、オリンピックへの帯同というご縁をいただきました。」

社会人1年生にしてなかなかガッツある決断ですが、やがてスキーや自転車のBMXなどの競技で選手のオリンピック帯同の仕事が舞い込み、着実にキャリアを積み上げ、現在でもW杯やオリンピックなどに出場するアスリートを多数サポートしています。
 

世の中の”オンライン化”も追い風に。細胞レベルの栄養解析による個別サポート

その後、サッカー、野球、さらにはプロから下は小学生までと、サポートするカテゴリー、年齢を着実に広げていきます。個人では担当できるアスリートの人数が限られるため、思い切って組織化。2020年に「株式会社ほおばる」を始動させます。

「場所を自由が丘にしたのは土地に所縁があったため。法人化する際は目黒区のサービスを最大限に活用させていただきました。これまで約3年半やってきましたが、ありがたいことに順調にサポートする選手の数も増えています。お客さまの約4割が東京および近郊で、そのほか地方の方も多いです。ここ数年で一気に普及した”オンライン”が追い風になり、サポートする際は9割がオンラインで、必要に応じて来店というケースが多いです。これまで石橋を叩くような経営をしてきたこともあり、派手なチャレンジが苦手ですが、今年は勝負に出ようと考えています。最近ではYouTubeやSNSでの展開も積極的に行っていますが、信頼できるスタッフに恵まれ私はフロント活動に振り切っています。」
 

「具体的な栄養サポートの内容は、血液検査やミネラル検査などを行い、それを元に必要な栄養素とその量を算出。その結果を踏まえて普段の食生活に落とし込んでいくアドバイスを行っていきます。いわゆる、細胞レベルの栄養解析による個別指導型サポートです。」

「事前にスポーツ競技をするうえでの現状と目標を聞き、細胞レベルの検査を経てスポーツ栄養学の観点でその後のレールマップを提案していきます。例えば、鉄分が足りなくてバテやすいとか、もっとカラダを大きくするためには食事面でどうするかなどを、普段のライフスタイルに無理なく取り入れてもらうためのアドバイスですね。例えば、焼肉店によく行くというのであれば、このメニューをこれくらい食べて、とか。ご家庭の食事であれば、摂るべき栄養素と量、あるいはそれらを摂りやすい食材のみを提示することもありますし、必要に応じて献立メニューをご提案することもあります。すべてそれぞれのニーズに合わせた個別対応ですね。公式LINEのチェック表を活用して日々の栄養管理を診ていくのですが、1か月で検査結果の数値が改善されることも少なくないです。」

そんな徹底的な個別対応が好評の理由。サポートは月額で1万6500円のスタンダードコース、同・3万3000円の各種検査が充実した専門コース、プロ向けの同・5万5000円の3種類を展開していますが、圧倒的に「専門コース」の利用が多いそうです。

「選手のために自分たちの力を最大限使えるのが、とても楽しいですね。モットーでもある”世界一の笑顔の瞬間”はそれぞれの選手にとっての笑顔でいいと考えています。今後もスポーツ栄養学の観点から、ひとりでも多くの選手にとっての最高の瞬間をたくさん生み出せるように努めていきたいですね。」

終始、熱気と笑顔あふれる喜多さんの話しぶりに、あらゆるスポーツシーンにおいて"ほおばる”からたくさんの笑顔が生まれていくことが確信できました。