更新日:2022年7月11日

ページID:1501

ここから本文です。

区長庁内放送 令和4年6月27日

職員の皆さん、おはようございます。区長の青木です。

東京地方は今月の6日に梅雨入りをしたと発表されています。最近は本当にムシムシし、大変湿気の多い日が増えています。こういった気温が高くて湿気が多い日のマスクは、熱中症に注意が必要です。

エアコンなどを上手に使い、こまめな水分補給など、熱中症対策をしながら、どうぞ、感染症対策にも十分留意をしていただきたいと思います。

さて、先週の金曜日、6月24日に補正予算の審議が行われました。予算編成にあたっていただいた皆さん、そしてまた、委員会で答弁をしていただいた皆さん、誠にありがとうございました。
この補正予算は、去る4月26日に閣議決定をされた総合緊急対策を踏まえて、生活に困窮されている皆さんや、事業者の皆さんをしっかりと支援するなど、この総合緊急対策に掲げている取組みの中から、緊急的に対応していかなければいけない事業の経費でありますとか、9月の補正までは待つことができない緊急的な課題の事業の経費を計上いたしました。

「暮らしサポート2022」と銘打った補正予算について少しお話をしたいと思います。まず一つは、原油価格、そしてまた物価高騰に対する対応です。まず、生活者の皆さんをしっかりと支えていくということで、住民税非課税世帯の皆さんへの10万円の臨時特別給付金、また、総額20億を超えるプレミアム率30パーセントの商品券の発行、そして、事業者の皆さんに対しては、新型コロナウイルス対策融資支援金、そしてまた、介護事業者の皆さんや私立保育園の皆さんなどへ、原材料費の価格のアップ、高騰、それに対応するための給付金に要する経費などを計上しております。

そして二つ目、大きなポイントは、引き続きのコロナ対策です。一つは、ワクチン接種をさらにしっかりと進めていくこと、また、飲食店などの換気設備やパーテーションの設置などに要する感染拡大防止に向けた助成金、こういったことを計上しています。

そして三つ目は、緊急に対応しなければいけない課題、例えば、子宮頸がんワクチンへの対応ですとか、今後も、コロナ禍、そして、ウクライナへのロシアの侵攻、侵略、そしてまた、円安など、先行き不透明な中で、緊急的な対応を要する必要があった場合、すぐ対応できる予備費3億円を計上し、総体で29億6000万余の増額補正を組んでいます。

議会で議決をいただくことができましたらば、計上している事業を迅速に対応し、区民の皆さんの生命、そして健康、暮らしをしっかりと支えるために、区長として、ベストを尽くしてまいりますので、どうぞ職員の皆さんにも御協力をお願い申し上げます。

さて、話が変わりますけれども、私はスポーツが大変好きで、いろいろな競技を観戦します。そのスポーツから感じた、感動ですとか、そして教えというのは、仕事の上でも、そしてまた、生き方などについても、多くの影響を与えてくれた、そういったことが決して少なくありません。

今月の7日、プロボクシング世界バンタム級のタイトルマッチ、井上尚弥(いのうえなおや)選手と、フィリピンのノニト・ドネア選手の試合がありました。ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。実は、この2人の選手、今から2年7か月前に、このバンタム級の頂点を決める大会である、WBSSの決勝戦で試合をしています。このときの試合は、ドラマ・イン・さいたまと呼ばれるほどの大変な熱戦で、このときは、井上選手が12ラウンド、激闘の末に判定勝ちをしています。プロボクシングに4つある主要な団体の二つの団体のベルトを獲得しました。

そして、今回の再戦では、井上選手が2ランドTKO勝ち、本当に強いなぁというふうに感じました。もちろん井上選手は、すばらしい選手ですけれども、私が注目をしたのは、敗れたドネア選手です。

普通、一度敗れて、30歳後半のドネア選手は、もう再び井上選手と戦うことは難しい、とみんな言っていましたけれども、ドネア選手は必ず井上選手と再戦をするんだという強い決意で、自らに厳しいトレーニングを課して、再戦実施という目的を達することが出来ました。

私は、ドネア選手の、その目的に向かって進んでいく努力の姿、そしてまた、諦めない姿勢に、大変感動し、また共感をしました。翻って、目黒区政には、今、新型コロナウイルス対策、また、区有施設の見直しなど、今後十分見通すことが難しい課題が山積をしています。その課題解決に向けて、諦めることなく、こつこつと取り組んでいくことが、それは時間がかかるかもしれませんけれども、必ず課題が解決をされます。そのことを、ドネア選手は、私に教えてくれたように感じます。

よく、使われる言葉に、「継続は力なり」、こういった困難な課題解決に向けては、ドネア選手が見せてくれたように、継続して取り組んでいく、このことが1番大切であり、このことが課題解決の最も近道になります。私も区政に山積する課題にしっかり継続して取り組んで行きたいと思っています。ぜひ皆さんにも、それぞれの職場の目標、目的を達成し、職場にある課題解決に継続的に取り組んでいただくことをお願いします。
皆さんとともに、今、目黒区が進める、基本構想にも掲げているめぐろの将来像「さくら咲き 心地よいまち ずっと めぐろ」、この実現に、ともにチャレンジしましょう。

それでは、今日も一日、明るく迅速な対応をお願いして、今日の放送はこれで終わります。

お問い合わせ

秘書課

ファクス:03-3716-7093