更新日:2024年3月7日

ページID:14757

ここから本文です。

区長庁内放送 令和5年9月26日

職員の皆さんおはようございます。区長の青木です。
今朝、ウォーキングをして、ラジオ体操してきた時、日中は依然として猛暑ですけれども、大分涼しいなあと感じました。

こういった季節が移り始める頃、風邪など引いていないでしょうか。どうぞこれから少しずつ涼しくなってきますので、十分な健康管理を、まず最初に皆さんにお願いをしたいと思います。

さて8月の25日から9月の10日まで、沖縄でバスケットボールのワールドカップが開催され、ドイツが初優勝を果たしました。

また、日本チームは、通算3勝2敗で、目標としていた、アジアの第1位となり、モントリオールオリンピックから48年振りに、自らの力でオリンピック出場勝ち取ることができました。

代表団の選手の皆さん、大活躍をされましたけれども、特にチームの中で唯一、アメリカプロバスケットボール、NBAに所属をしている渡辺雄太選手の活躍は素晴らしいものがありました。

このオリンピックに出場することが懸かっていた試合には40分フル出場という活躍でした。 もちろん、渡辺選手のバスケットボールの能力は、誰もが認めるところですけれども、こういった試合で素晴らしいパフォーマンス、素晴らしい活躍ができた、その鍵は一体何でしょうか。

このオリンピックに出場する試合が終わった後のインタビューで、うれし涙を流しながら、チームへの愛着を語っていらっしゃいました。

まさにこのチームへの愛着、こういったことが素晴らしいパフォーマンス、活躍に繋がっていったということは間違いないと思います。

こういったチームへの愛着によって、その強さによって、最終的には発揮できる能力に、今回まさにそうですけれども、差が出てくるのではないでしょうか。

自分のためということだけではなく、自分の大切な、自分の愛するチームのためという、そういった気持ち、思いが、その選手を、飛躍的な活躍、そういったことに繋がって、私は行くのではないかと思います。

渡辺選手の活躍、そしてまた日本チームが自力で、オリンピックに出場できる、こういった大きな成果をおさめることができたのは、これは何といっても、チームに対する愛着、こういったことが要因だと思います。

翻って、組織への愛着が、その組織としての成果にも大きな影響を及ぼすということは、私たちの仕事でも全く同じこと、同様だと思います。まさにそれが、職員エンゲージメントだと私は思っています。

1 職員エンゲージメント

今年度から「職員エンゲージメント向上プロジェクト2023」をスタートいたしました。これは23区でも最初の取り組みになります。

多くの場所でお話もされていますけれども、改めて少しお話をさせていただきたいと思いますが、この職員エンゲージメントは、一言で言えば、組織に対する皆さんの愛着であったり、信頼感であったり、貢献意識、そういったものになろうかと思います。

こういったことを持って仕事に打ち込んでる状態、つまりそれは皆さんがたが高いモチベーションを持って、意欲的に仕事に取り組んでる状態であり、そういった中で、より質の高い区民サービスが提供され、そのことによりまして、区民福祉の向上、 そしてまた、満足度のアップに間違いなく繋がっていくと私は思っています。

この職員エンゲージメント向上には3つのステージがあると思います。
1つ目が、現状しっかり把握する「See(現状把握)」、そして2つ目が、 目標をしっかりと設定していく「Plan(目標設定」。 そして、3つ目が、その結果をしっかりと実行していく実行促進の「Do(実行促進)」、この3つが、あると思います。

最初の、今お示しをした、現状の把握、「See」については、この現状把握に向けて、8月の17日から9月1日まで皆さん方にアンケート調査をお願いし、72.8パーセントという高い回答をお寄せいただきました。 この場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。

そして、次のステージ。「Plan」については、そのアンケート結果を集計し、 そして分析をして委託事業者がそれを受けて、改善活動の案を、管理職の皆さんの報告会で提案をしていただく、そのことが「Plan」になります。

そして最後の、「Do」になりますけれども、その提案をしっかりとそれぞれの部局、所管で取り組んでいただきたいという3つのステージの流れになります。

今回、アンケート調査を行ったのは、総合庁舎の常勤職員の皆さんのみでしたが、今後できるだけ早く、この対象を実施対象広げていきたいと思いますので、その節にはどうぞよろしくお願いいたします。

改めて皆さんにお願いしたいのは、この職員エンゲージメント向上に取り組むことによって、よりよい区民サービスが提供でき、区民福祉が向上し、そして区民の皆さんの区政に対する満足度が高まっていきますので、どうぞそういう点で引き続きの協力をお願いしたいと思います。

2 生成 AI

次に、「生成AI」についても少し触れさせていただきたいと思います。

ご承知のように、この生成AIは、前もって決められている行為、行動が自動的に行っている従来のAIに変わって、あたかも、まるで、私ども人間が行うように、新たな文書であったり、画像であったり、音声、そしてプログラムコードなどを作ることができます。

現在、目黒区は、8月14日から9月の29日までですが、業務で、この生成AIを利用、活用する試行に、100 名を超える職員の皆さんに取り組んでいただいています。誠にありがとうございます。

この試行を通して、この業務に適応する力があるのかどうか。効果があるのかどうか、そういったことをしっかりと把握し、今後の本格実施の検討に繋げていきたいと思います。

そして、先ほど申し上げましたけれども生成AIは、文書、例えば、挨拶文であったり、また通知文を作る、そして文章を要約する、そういったことに大変効率性を持つAIになります。

加えて、キャッチフレーズの作成ですとか、デザインや業務戦略へのアイディア出し、そういったものも行うことができます。

こういった区政に非常に幅広い分野で、利用、活用ができる、生成AIだと私は思います。

ただ一方、私どもは、この生成AIを利用するときに注意しなければならないこと。それは例えば、「個人情報の入力はしない」であったり、「生成AIによって作られた文書の中に、誤った情報が入っていないか、含まれていないか」そういったことをしっかりと確認をする、そういった注意事項もあります。

そして今、この生成AIは、いろんな自治体で利用がされておりますけれども、先進自治体の横須賀市さんが、この生成AIをSNSを通じて情報を共有していこうということで、「自治体AI活用マガジン」という組織を立ち上げられました。

そして私どもが、いの一番、23区で最初に、この協議体に参加をいたしております。

私はぜひ皆さんにしっかりと検証をこれからして、可能であれば、できるだけ広い範囲で、この生成AIを活用していただくことに、期待をしております。

ちなみに、今日の私のこのビデオメッセージもですね、生成AIによって作っています。どうでしょうか。いつもより出来栄えはいいでしょうか。

もちろん区長として、その内容について確認をし、修正をして、皆さんにお届けをしております。

それでは最後になりますけれども、冒頭申し上げたように、だんだんこれから涼しく気候も変わってきますので、十分健康に留意されて、心身ともに、お元気で仕事に取り組んでいただきたいと思います。今日温かく、迅速な対応をお願いして、今日の放送はこれで終わります。

お問い合わせ

秘書課

ファクス:03-3716-7093