更新日:2024年3月7日

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区長庁内放送 令和5年10月26日

国連のアントニオ・グテーレス事務総長に、今地球はもう沸騰していると言わしめた大変な猛暑も去り、今日私は、地域の皆さんそして区の職員とともに、中目黒の駅前で放置自転車ストップのクリーンキャンペーンを行ってきました。 もう本当に涼しく、涼しいというか、もう肌寒いような状況で、秋が一歩一歩近づいてきているなというふうに感じました。

季節は秋を迎え、だいぶ涼しくなってまいりました。皆さんは風邪などひいていないでしょうか。季節は今まさにスポーツの秋、様々なスポーツの大会が盛んにおこなわれています。10月29日に決勝が行われるラグビーのワールドカップでは、日本代表は残念ながらグループリーグ突破はなりませんでしたが、毎試合、感動的な試合を見せてくれました。

また、これから駅伝シーズンが本番を迎えます。学生三大駅伝のひとつである出雲駅伝が10月9日に行われ、昨年度の「出雲」「全日本」「箱根」の三冠を達成した駒澤大学が見事優勝し、史上初の2度目の三冠に向け、最高のスタートを切りました。

そして、先日、海の向こうから嬉しいニュースが届きました。MLBアメリカンリーグ、エンゼルスの大谷翔平選手が日本人選手初の本塁打王に輝きました。これまでもイチロー選手、松井選手など日本を代表する強打者がメジャーリーグに挑戦しましたが、本塁打王を取った選手はいませんでした。

今シーズン、大谷翔平選手は44本の本塁打を放ち、見事、日本人初の本塁打王に輝きました。そして、今年も打つことばかりではありません。投手としても10勝をあげ、2年連続の二桁勝利、二桁本塁打を達成しました。

最初は日本のプロ野球でもメジャーでも二刀流は難しいという意見が多かったのですが、大谷選手の活躍を見ていると、目標を持って努力を継続すれば不可能はないということを思い知らされます。

目標を定めるのも、その目標に向かって努力していくことを決めるのも他人ではありません。自分自身です。私たちも常に目標を高く持ち、その目標の達成に向けて継続して取り組んでいきましょう。

本日は私から二つお話ししたいと思います。まず一つ目は、「個人情報の適切な取扱い」について、触れさせていただきたいと思います。

本区では、7月から9月の極めて短期間に、立て続けに5件の「個人情報漏えい事案」が発生している状況です。
こうした状況に対して、10月2日に、情報公開・個人情報保護審議会の岡田好史(よしふみ)会長から「個人情報の適切な取扱いを求める緊急提言」が、区長である私宛てに頂いたところです。

情報公開・個人情報保護審議会の会長からこうした提言を頂く、というのは、私の記憶では、初めてのことです。改めて、区として、個人情報の保護に関して、しっかりと取り組んでいかなければなりませんので、私から、10月12日の政策執行会議の場で部長を通じて全職員宛て、次の2点、指示を出したところです。

まず、1点目は、言うまでもありませんが、改めて、全職員が、「区民から大切な個人情報をお預かりしているという意識」を徹底していただきたい。

そして、2点目は、起きてしまった個人情報の漏えい事案を「他人ごと」ととらえて済ますことはあってはならず、「失敗から学び、自分の業務で同様のことが起きるリスクはないのか」を確認し、適切な対策を講じていただきたい。

さらに合わせて、審議会会長からの提言を受けて、個人情報の適切な取り扱いについて、具体的な取り組みを行うよう、私から副区長に指示を出し、副区長から10月12日付けで注意喚起の全庁通知を発出しています。
皆さんが「自分ごと」としてとらえ、対応するよう、改めてお願いしたいと思います。

二つ目は「災害時相互援助協定を締結している都市」についてです。大きな災害が起きた際には、一つの自治体だけでは対応が困難な場合があります。そのため、災害応急対策、復旧対策を円滑に実施することを目的として、災害時相互援助協定を4つの自治体と締結しています。

6月のビデオメッセージでも紹介しましたが、友好都市協定を締結している角田市、気仙沼市とも災害時相互援助協定を締結しています。そのほか、大分県臼杵市、長野県長和町と協定を締結しております。

協定の内容は食料品、生活必需品、応急対策資機材の提供、また、協定書には明記はされていませんが、協定に基づく職員派遣も含まれます。東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼市や角田市など、他の自治体に、これまで延べ約2,800人の職員を派遣してまいりました。

今月3日から4日にかけて、協定を締結している大分県臼杵市を訪問し、中野五郎市長はじめ臼杵市の職員の皆さんと懇談をしてまいりました。
市長からは、南海トラフ地震について、市としては大変大きな危機感を持っているというお話を伺いました。
そういったことを受けて、市民を中心とする防災士の活動状況や地域のコミュニティでの防災訓練、訓練等への補助制度などについて意見交換をしてまいりました。
また、医療や災害時に活用するヘリポートなども設置をしている施設等の視察も行ってまいりました。非常に有意義な交流であったと考えています。

災害はいつやってくるか分かりません。私たちはいつ来るか分からない災害に対して万全の備えをしておく必要があります。そして、協定を締結している自治体とも関係をより強固にし、最新の情報を常に共有しておくことが重要です。今後も皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

あっという間に冬がやってきます。インフルエンザも流行しており、減少傾向にあるとはいえ、コロナの状況も油断できません。皆さん、体調には十分留意してください。それでは今日も温かく、迅速な対応をお願いして、今日の放送はこれで終わります。

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