元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「山崎眼鏡院」

「山崎眼鏡院」の外観

東急東横線・学芸大学駅から徒歩5分の山崎眼鏡院は1964年創業の頼れる地域のメガネ屋さん。主にメガネ、コンタクトレンズ、補聴器を取り扱い、子どもからお年寄り、ファミリーまで幅広い層の地域のお客さんが日々、購入や相談に訪れます。

「当店は地元密着型で、地域の眼科の先生との連携を大切にすることが創業当時からのコンセプト。お客さまの相談と向かい合い、メガネの作製の前に眼科の受診を勧めることもあります」と、代表を務める山崎親一さんです。

店内には常時、約800本以上のメガレフレームを展示。中には美しいミニマルデザインのフレームや限定品のロイヤルモデルなども散見しています。

代表取締役の山崎親一さん

そんな山崎さんが最近、とくに注力してきたのが公益社団法人日本眼鏡技術者協会で進めているメガネの国家検定「眼鏡作製技能士」制度に関わる活動です。

業界の先達たちが「眼科の先生や、関係官庁のご指導をいただきながら、昨年この制度ができました。ここまで来るのに何十年もかかりましたが、今年11月に第1回目の国家検定資格に合格した眼鏡作製技能士が誕生します。メガネを提供する人のレベルアップを図るための国家検定資格。実は世界的にみてもメガネ屋に資格が必要ないのは先進国では日本ぐらいなのです」

眼鏡作製技能士は、眼鏡作製において、ユーザーに最適な提案・販売・ケアを行う総合エキスパートのことですが、よくよく考えてみるとメガネ屋の仕事にはある種の医療行為に近い要素もあります。

「わかりやすい例でいえば、当店でもコンタクトレンズを取り扱っていて、眼科の先生に週1回来ていただいて診察、処方を行っています。しかし、最近はワンデータイプなど、使い捨てソフトレンズがネットで買える時代。それゆえに当然、コンタクトレンズのトラブルも多いわけです。やはり、目のことですからね。眼科医にしっかり診てもらってから最適なモノを購入し、正しく使っていただきたいのです。メガネやコンタクトレンズを販売する側にしても当然、きちんとした知識、技術を持っているべきで、ご来店されたお客様にとって最善のアドバイスを行うことが必要です。例えば、最近ものが見えづらくなったと初めてメガネを作られる方や、お子様のメガネ作りの際には、初めに眼科の先生に受診していただくように説明しています。このような積み重ねの先に今後の眼鏡専門店の社会の中の姿があると考えています」

種類豊富なメガネフレーム