元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「森鍼灸整骨院」

会社情報

女性客にも好評の鍼灸師夫婦が営む治療院

師匠の想いを受け継ぐ脈診へのこだわり

同院のオープンは2012年9月。「もともと鍼灸の師匠が自由が丘で院を開いていて、そこで修行をしていました。師匠が逝去した後、その鍼灸院も閉院になってしまったので、個人的な想い入れはもちろん、自分のお客さまも自由が丘界隈の方が多かったこともあり、ここ、自由が丘で開院しました」。

その森さんの師匠というのが、実は鍼灸の世界では著名な故・黒田嘉孝さん。かの松下幸之助氏をはじめ、政財界の要人から全幅の信頼を得ていたほどの腕を持つ鍼灸師でした。

「ウチで一番大事にしているのが脈診ですが、これはまさに師匠の教えですね。人の手首などから脈をみてカラダの状態を診察し、鍼をうつ場所を決めていくわけですが、その際に、この脈拍による診断力が最も重要なのです。実はかつて師匠は脈診から脳梗塞の予兆を感じ取ったこともあり、その後、要人たちの信頼関係を築きあげていくきっかけになりました」

脈には実にさまざまなカラダの状態に関する情報が表れているというわけです。

「脈には大きくわけて24通りのカタチがあり、臨床経験から、こういう状態ならウチで診ることができるとか、状態によってはウチで施術する前に病院に行ったほうが良いなどのアドバイスを行うこともできます。これが病院の検査機器が一切ない環境下で施術を行える鍼灸治療の特質でもありますね」

要は指の感覚のみで脈のカタチを診て、患者さんのカラダのコンディションについて正しい判断をしていくということ。経験、知識はもちろん、症状を発見するうえで感覚的な要素も必要とされますが、「そこも含めて師匠は丁寧に方法論を教えてくれました。脈診で全身を診られる鍼灸師を育てたい、という強い想いを持っていた方でしたね」。

師匠の想いは弟子に着実に受け継がれているようです。

「一般に勘のいい人って、それゆえに自分で上限を決めてしまって突き詰められないという人もいるじゃないですか。僕は真逆で、最初はできないから、地道に努力して達成していくのを楽しむタイプ。むずかしければむずかしいほど探求したくなる性分ですが、鍼灸はそれに通じるところがありますね。人もカラダもコンディションも本当にいろいろなタイプがあるので、ケースバイケースでなにが適切なのかを追求しながら日々、施術を行っています」

すべてはお客さまに笑顔で帰っていただくために

森鍼灸整骨院で創業以来、ポリシーとして貫いているのが、押し売りをしないことです。

「あくまでお客さまが必要としている施術のみを行っています。あれもこれも、と押し売りをするようなことは絶対にしません。反対に自分が押し売りをされると、引いてしまうタイプですから。施術に関しては自信を持って臨んでいます。施術後に一度ビフォー・アフターのような感じで、効果はどうですか？とはお聞きしますが、その後の効果の持続なども含め、お客さまにはあくまで自然なカタチでよさを感じていただければと考えています」

さらに鍼灸師である森さんご夫妻が日々の施術で大切にしているのがお客さまの笑顔だといいます。

「ここは治療院なので、お客さまは辛い状況で来院されるわけじゃないですか。なので、私どもが目指すところとしては、笑顔になって帰っていただくこと。施術はもちろん、その際のたわいもないおしゃべりも含めて、心身ともにリフレッシュしていい笑顔になっていただけたら、これほどうれしいことはないですね」

どおりで人気店のはずです。きょうもここから素敵な笑顔がたくさん生まれていくに違いありません。