更新日:2023年11月16日

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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「hortus」

企業情報

hortusの外観
「hortus」の外観

所在地

東京都大田区北千束一丁目53番8号k-flo1階

代表

小川涼子

電話番号

080-3557-6566

創業

2022年

所属商店街

大岡山北本通り商店街振興組合

いまやりたいことをやるべきと、大好きな”食”でプチ起業

東急線・大岡山駅から北に歩くこと5分ほど、白いビルの1階に大きな窓が特長的なお洒落な佇まいのお店があります。その名も「hortus(ホルトゥス)」。「ラテン語で庭の意味なんです。生ハム、チーズ、ワインと、欧州関係の食品を取り扱っているので、庭にテーブルを出してお茶を飲んでくつろいでいるような気分を味わっていただければうれしいですね」と同店オーナーの小川涼子さん。そこそこの高級食材を扱っているにも関わらず、気さくで飾らない小川さんの人柄もお客さんに大好評で、昨年7月のオープンから無事、一周年を迎えました。

代表の小川涼子さん

代表の小川涼子さん

最近、会社員など本業を持ちながらも、時間を有効活用して起業する"プチ起業”をする女性が増えていますが、実は小川さんもそのひとり。時短勤務など、勤めている会社の制度を最大限に利用しつつ、この店を運営しています。

「まだこのお店一本でやっていくには自信がなくて…」といいますが、そもそも自分のお店を持ちたいと思うようになったのは、40代に入り今後の人生設計を考え直してみたのがきっかけ。

「未来のことはわからないので、経済面も含めて老後の暮らしのことを考えるよりも、いまやりたいことをやるべきかなと思ったんです。私は食べることが大好きで、生ハムはスライスしたてがいちばん美味しいとか、意外と周知されていない美味しいモノや食べ方って実はまだまだたくさんあるんですよね。日々を幸せに生活するうえで、食事の時間がものすごく大切なものだと考えているので、私自身が大好きな”食”で、何かみなさんのお役に立てることがあれば幸せだなと思ったんです」

こだわりの生ハムは現在はスペイン産のものを調達。50g単位で気軽に購入でき、小川さんがスライサーを使って生ハムの塊をその場でスライスしてくれます。手軽に生ハム本来の豊かな味わいを堪能してほしい。そんな小川さんの想いが込められています。

生ハム生ハム作りの様子スライスした生ハム

 

人の幸福の必要条件は大勢の人と軽く触れ合うこと

店内の様子

決して広いとはいえない店内には生ハムに加え、チーズやワインの種類も充実のラインアップです。しかも、チーズは1000円未満のものもあり、ワインも1本1100円〜とデイリーの食卓にプラスするのにうれしい比較的リーズナブルな価格帯。加えて、テイスティングにもちょうどいい、イートインスペースが4席設けられており、生ハムや熟成チーズを使ったトーストサンドも注文できます。

ワイン

「それこそ、チーズも欧州産、国産といろいろな種類がありますが、世界にはものすごく美しいチーズがたくさんあるんですよ。あと、チーズはそのまま食べても美味しいですが、意外な使い方もあります。例えばコンテチーズをチーズトーストにすると絶品ですし、トルコのホワイトチーズは味噌汁にも相性がいいんですよ!」

 

cheeze2基本的に輸入モノはインポーターから仕入れるそうですが、”モッツァレラ”など種類によっては、お店を開業する以前からのファンだったという広島県のチーズ工房のものを取り扱うなど、自身のこだわりを存分に発揮。そのほか珍しい食材としては、アフガニスタン産のドライフルーツも販売しています。「ホルトゥス」をオープンする前に特にどこかで修行、学んだという経験はないそうですが、とにかく小川さんの目利きによる取り扱い商品の種類が絶妙。いつもの食卓に一品加えることで、より豊かな食事の楽しみを提案しています。

「お店の場所を大岡山にしたのは以前、住んでいた時期があって好きな町だったから。店の前の通りがちょうど目黒区と大田区の境目で、どちらの区の商店会に入るか迷いましたが、最終的には物件を探すときにお世話になった方々とのご縁で、目黒区の大岡山北本通り商店街の商店会に加盟しました。お店をはじめる前に、人の幸福の必要条件は大勢の人と軽く触れ合うことだと、海外大学教授の本から抜粋されたネットニュースを見たのですが、本当にそうでしたね。出店するときもいろいろな方に相談に乗っていただきましたが、お店をはじめてからも日々、お客さまとの触れ合いが楽しくて楽しくて。人生で今が一番楽しいかもしれません」

スパイス

 

今後は、ホルトゥスで取り扱う食材を活用したオリジナル商品の開発などもやってみたいという意欲満々の小川さん。独自の感性で選んだ目利きの食材に、お客さんへの細やかな配慮と気取らない気さくな人柄、さらには美味しい食材に対するあくなき好奇心。現在、客層の中心は30代以降の世代で意外に男性客も多いそうですが、立地も含めて知る人ぞ知るツウなお店になることに違いありません。

 

お問い合わせ

産業経済・消費生活課

ファクス:03-5722-9169

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