更新日:2024年5月16日

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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「ひなたキッチン」

企業情報

ひなたキッチンの外観
「ひなたキッチン」の外観

所在地

東京都目黒区自由が丘二丁目11番16号リベルテ地下1階

代表

三橋 陽一郎

電話番号

電話:03-6421-1213

創業

2012年

所属商店街

自由が丘しらかば通り会

定番品以外決まったメニューはなし! 多国籍感満載のクラフトビアビストロ

東急線・自由が丘駅正面口から徒歩2分の「ひなたキッチン」はクラフトビールを中心にした気軽に楽しめるビアビストロ。ビールに合う料理であれば何でもOKと、ジャンルにとらわれない多国籍なメニューを提供しています。

代表の三橋 陽一郎さん

代表の三橋 陽一郎さん

「若い頃に世界中を旅してバックパッカーをやっていたこともあって、多国籍感を出したいんですよね。そのため、国籍を象徴するようなワードは店名には入れていません。だから、食堂ではなく「キッチン」なんです。それと店名を「ひなた」にしたのは、ビルの地下1階という立地にありますが、地下っぽくしたくないという思いもありましたね」と振り返るのは代表の三橋陽一郎さん。

お店のオープンは2012年11月。今年12年目を迎えますが、その間、自由が丘の街の変化を感じることは少なくないようです。

「東急沿線の近隣エリアでいうと、発展を続ける二子玉川や武蔵小杉に追いつけ追い越せで、昼間の街のイメージを取り戻そうという雰囲気を感じますが、その一方で、自由が丘に息づく呑み屋文化を継承していきたいと考えています。僕自身がバルの文化で育ってきたので」

ひなたキッチンの内観

キャリアのスタートは大手居酒屋チェーンのスタッフから

「当時の店長が自分のキャラクターをかってくれて、そこでプロとして仕事を意識したというのがありますね。居酒屋からスタートしてこれまでに洋食、回転寿司もやりました。とにかく僕自身が雑食なんですよね。八方美人をプロでやっているようなところはあります。これまでこの場所で10年以上、お店をやってきて、その間にコロナもありましたが、基本的にやっていることに変わりはありません。常に心がけているのは迷ったら原点に戻ること。店をはじめて3年目くらいまでは、近所の店が閉店するたびに戦々恐々としていましたが、いつしか、やるべきことをしっかりやっていればお客さんは離れないと開き直れるようになったのです」

三橋さんにとって戻るべき原点とは

「やっぱり人ですよね。人間性さえしっかりしていれば、真摯に商売を続けることがしがみつく拠り所になっていますね。うちのお店はお客さんに美容師さんも多いですが、カットは上手いがお客さんがつかないスタッフがいるというのもよく聞く話です。最終的にこの店を応援したいなと思っていただけるような空気感にしていきたいですね。その点で心がけているのが、店のパフォーマンスを落とさないこと。これもやはり人によるものなのですが、スタッフの出入りがあると、店としてやりたいことができないことがあるじゃないですか。パフォーマンスが落ちると、タイムラグで売り上げが落ちていくんです」

ライバルは昨日の自分で「毎日新しい何かを」がモットー

毎日新しい何かを提供しているのも同店のこだわりです。

「僕自身が単調なことを続けられないというか、遊び心を追求したいタイプで、今日やりたいと思ったことは今すぐにでもやりたいタイプなんですよね。このお店をはじめる前は自由が丘のレストランで店長を8年ほどやっていましたが、最終的にはスタッフの教育係が主な仕事になってしまい、現場に戻りたいと思い切って飛び出してきたというような背景もあります」

同店には名物の「美桜鶏手羽元のコンフィ」や「牛タンの黒ビール煮込み」などの定番メニューもありますが、基本的にそれら以外はいつも日替わり。

ひなたキッチンの料理

「クラフトビールに合うような料理をなんでもやるというスタイルですね。今の店長はラムが好きなので、当然その系統のメニューが増えるでしょう。メニューに関してはかなり自由なのですが、実はうちのお店のスタッフはお客さんから社員になるケースが多いんです。大きい組織のなかで窮屈さを感じていた人間がうちのお店に来てくれている感じですかね。メニューはもちろんですが、店全体で昨日と今日で何かが変わっていることを大切にしています」

主役であるクラフトビールは、海外産はもちろん、国内でも全国各地の銘柄を取り扱っていますが、「クラフトビールはブームから定着した感じがあるので、ぜひ、うちのお店をクラフトビールの入口に使っていただけたらと思います。食事に合わせやすい、体にスルスルと入っていくようなビールもたくさん用意しています。もちろん、ご飯も食べていただきたいですからね」。

現在の客層は40代が中心。ドリンクが1杯700円から1,500円、一品料理が800円から1,500円程度の価格設定で、客単価は約5,000円程度といいます。

「19時台、20時台は3、4名様でのご来店が多いですが、21時を過ぎると、地元の人が帰る前の最後のもう一杯で、一人でお店に寄っていただくことも多いです。そういう方々が顔見知りになり、意気投合して新しいコミュニティになっていったり、本来呑み屋はそういう場所でもあると思うんですよね。野村克也さんの弱者の理論ではないですけど、レストランとは勝負をしないようにしています。戦う相手を間違えないことも重要ですね。昨日の自分よりもいい仕事をする。あるいは昨日知らなかったことを今日知るなど、これを継続することが大切だと考えています。ライバルは他店ではなく、昨日の自分。最終的に自由が丘で一番楽しいお店になれたら最高ですね」

ひなたキッチンで提供しているビール

 

ひなたキッチンの内観

お問い合わせ

産業経済・消費生活課

ファクス:03-5722-9169

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