更新日:2026年2月16日

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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「株式会社白川電機製作所」

企業情報

所在地

東京都目黒区目黒本町二丁目7番1号

代表取締役社長

白川 尚樹

電話番号

電話:03-3714-2135

創業

1913年

 

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実は配電盤・分電盤があるからこそ私たちの日常生活が成立する

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白川 尚樹氏

東急東横線・学芸大学駅から徒歩12分の、目黒通り沿いから少し入ったところにある株式会社白川電機製作所は、110年以上の歴史と多くの実績を誇る国内有数の配電盤システムメーカー。長年築き上げてきた信頼の上に成り立つ「価格は中位・製品は上位」をモットーに、配電盤技術をベースにした先進エレクトロニクステクノロジーを駆使して、監視盤や各種キュービクル、自動制御盤、分電盤の設計・製造を行っています。

「ご家庭それぞれにブレーカー付きの分電盤があると思いますが、その業務用をメインに手掛けている会社と考えていただければ」と話すのは、同社の5代目社長を務める白川尚樹さんです。

「地元・目黒の身近なところでは、目黒区総合庁舎やめぐろパーシモンホール、各区立小中学校、東京メトロの駅をはじめ、さまざまな場所に配電盤・分電盤を納入させていただいています」

電線に流れている電気は高電圧のため、そのままでは使えません。配電盤に設置された変圧器で100ボルトなどの低い電圧に変えた後、分電盤を通して各部屋へ安全に配られます。

「コンセントなどでトラブルがあると分電盤のブレーカーを落とすわけですが、あらかじめ分電盤で電気を分けておかないと、町全体が停電になってしまうことになるわけです。目立たないけれど、よく見ると配電盤は街のいたる所にあります。電気室が地下にレイアウトされている場合もありますが。目立たないところにこういうモノを入れているんだと知っていただけるとうれしいですね」

電気を滞りなく使えるようにするために、重要な役割を果たしているという点で、配電盤や分電盤は私たちの日常生活を支えている縁の下の力持ちのひとつと言えます。

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配電盤の内部イメージカット

白川電機製作所は1913年の創業。同社は、電気回路のオン・オフを行うナイフスイッチの製造から事業をスタートしました。その後、配電盤や分電盤がシステムとして複合化していく中で、設計から製造までを手がけるようになります。転機となったのは、郵便や通信を担っていた当時の逓信省の仕事を受注したことでした。これをきっかけに、郵便局や電話局などの関連施設で経験を重ね、やがて現在の防衛省や文部科学省関連の施設にも納入するなど、官公庁関連を中心に実績を積みあげていきました。

余計な欲をかくことなくブレずに本業のみに集中

そんな同社が110年以上にわたって順風満帆に会社経営を続けられてこられた秘訣は、ブレないこと。

「配電盤・分電盤の中に組み込まれているパーツのひとつひとつは時代に応じて進化していますが、それらを組んで配電盤・分電盤の製品にするという点では、特に大きな技術革新はありません。会社としての考え方も創業時から変わらず、余計な分野には踏み込まないという方針を続けてきました。例えば不動産に手を出したりとかという話ですね。1980年代後半から1990年代前半のバブル期には、民間の仕事のほうが利益は高かったのですが、当社はずっと官公庁関連の仕事に注力し続けてきました。バブル崩壊と2000年代後半のリーマンショックではさすがに一定の影響を受けましたが、経営は概ね安定していました。コロナ禍においても受注への影響はそれほど大きくなかったのですが、部品が思うように入ってこない時期はありました。」

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本社工場内での作業風景

配電盤・分電盤の寿命は約15〜30年ほどだと言いますが、建物が新しく建つ際や、大幅なリニューアルを行う場合には、必ず配電盤・分電盤の設置が必要になります。

「景気の良かった時期と比べると仕事量は減っていますが、それでも東京では依然として仕事の需要は高いと考えています。ニーズがなくなる業界ではないと思います。」

もともとは家業を継ぐつもりではなかったという白川さん。

「文系の大学を中退後、サービス業に興味を持っていたためアミューズメント系の会社に就職しました。しかし、ある程度働き始めて「この先これでいいのか」と考えた頃、気づけば家業に進む道が整っており、その流れに沿って入社することになりました。」

同社の創業100周年を迎えた2013年に代表取締役社長に就任。社内の環境整備にも尽力しています。

「古い会社ではありますが、できるだけ社員が働きやすい環境にしていきたいです。育休なども更に気軽に取れるようにしていきたいですね。会社を経営する立場としては、社員の給料を大幅に上げることは正直難しいので、ほかに出来ることはないかと考えています。今働いてくれている社員たちには、ずっとこの会社で働き続けてほしいですからね。」

今後の会社方針も創業から続く「余計な欲をかくな」。

「正直、配電盤の売上が良い時代に、別の仕事や業種を開拓したいと思ったこともありましたが、結局ご縁はありませんでした。やはり、本業をしっかりやることに尽きます。当社のホームページでは、学生さん向けのPRページも展開しています。若い人たちに、ぜひこの会社に入ってきてほしいですね。昔は電線の曲げ方などの職人技もありましたが、現在では特別な職人技は必要ないので、普通科から入社してくる社員もいます。その一方で、実は人々の日常生活を支えている大切な技術でもあるので、そこも訴求していきたいですね。」

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配電盤と白川社長

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工場全景

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工場全景

 

お問い合わせ

産業経済・消費生活課 中小企業振興係

ファクス:03-3711-1132

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