更新日:2023年9月16日

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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「GROWTS」

会社情報

GROWTSの外観
「GROWTS」の外観

所在地

東京都目黒区八雲一丁目3番1号

代表

須田広之

メールアドレス

growts2020@gmail.com

設立

2012年

所属商店街

都立大学本通り親和会

“夢中"から生まれた地域で評判の人気サッカースクール

東急線・都立大学駅から徒歩3分のGROWTS(グローツ)は幼児、小学生を対象にした少人数制のサッカースクール・運動教室です。代表を務める須田さんは地元・目黒区中根の出身。

GROWTSの代表

 

代表の須田広之さん

2016年からほぼボランティア的なカタチで中根サッカーアカデミーをスタートしました。独自の指導法による子どもたちの上達ぶりが評判になり、よりパーソナルなトレーニングへのニーズが高まったことから、2020年にここ、グローツを立ち上げます。

現在、サッカーJリーグ下部組織のジュニアユースへも数多くの卒業生を送り出していますが、「トップレベルを目指す選手はもちろんですが、その一方で所属している少年サッカーチームでなかなか試合に出られないような選手まで、子どものレベルに合わせた個別の指導・トレーニングを行っているのが、グローツの特長です。ただ、そもそも僕自身のサッカーキャリアはそんなに大したことはないんですよ」と須田さん。

そんな須田さんがなぜ、評判を呼ぶサッカー指導ができるようになったのか?

そもそも、なぜサッカー指導者を目指すようになったのか?その理由を紐解いていきましょう。

 

GROWTSボール須田さんは7歳のときに地元の少年サッカーチーム・自由が丘サッカークラブでサッカーをはじめます。その後中学校で部活に入り、都立高校ではサッカー部のキャプテンを務めました。

「とくにサッカー強豪校というわけではない、ふつうの都立高校のサッカー部でしたが、当時から部活OBがコーチをやる文化があったんですよね。大学に進学した18歳からサッカー指導に関するキャリアをスタートしました。それがきっかけで、友人がコーチをやっていたジュニアチームの指導を手伝ったり。なので、ジュニア指導のキャリアは22歳からですね。そのとき、このままずっとサッカーのコーチをやり続けたいと思ったんです。それはコーチングをしていくことによって、僕自身サッカーが上手くなったこともありますね。世代やレベルに合わせて最適なコーチングを受ければ、子どもたちはもっとサッカーが上達するはずだと考えたんです」

少年サッカーのコーチは日本の未来をつくる仕事

GROWT練習の様子職業・サッカーコーチを目指す前段階として、自身のサッカーキャリアのアップデートにも取り組みます。
「まずは大学を卒業して、海外でプロサッカー選手になろうと考えました。そこで、スペインにサッカー留学をして、そこで学んだものを活かして東南アジアでプロになろうと思った瞬間に大怪我をしてしまい、現役引退。25歳のときでしたね。いまやっていることは自分が叶えられなかった夢を子どもたちに託したいという思いも正直、あります」
現役引退の翌年、26歳のときに地域の後押しやニーズもあり、中根サッカーアカデミーをスタート。当初はわずか5人でしたが、現在では200人を超える人気スクールに。より個別のトレーニングへのニーズに応えるため、コロナ禍で駅前の好立地な現在の物件が空いたのを機に、2020年からグローツを始動しました。


「屋内で自由にボールを蹴られる場所があれば、サッカーのパーソナルトレーニングが継続してできるな、と。ただ、グローツをはじめるまでは正直、フリーターに近い状態でもありました。それでもサッカーコーチを職業にしたいと思い続けた原動力はやはり人のため、ですかね。そもそも中根サッカーアカデミーをはじめたのも、共働きの親御さんが多いなかで、親御さんのお手伝いのいらないスクールをやりたいと思ったから。パーソナルトレーニングも、困っている人のためになるならば、という思いからですね」


さらに、サッカーコーチの地位をもっと高めたいという思いも秘めているようです。

「少年サッカーのコーチってある意味、日本の未来をつくる仕事でもあると思うんですよね。だからこそ、中根サッカーアカデミーには現在15社のスポンサーがついています。地域で子どもたちを見守ることが大事。これはこの地域でずっと大切にしていることでもあります」

 

ところで、グローツのサッカー指導にはどんな特長があるのでしょうか?練習の様子
「まずは、子どもたちの夢中を引き出すことを大切にしています。夢中に勝る努力はありませんから。そのうえで子どもたちには常に考えてサッカーをしようね、と伝えています。僕自身が指導者として心がけているのはよく周りを見ること。子どもがいまなにに困っているのか、状況に応じて適切な声がけをするようにしています。中根サッカーアカデミーでは常に200人全員がほぼ見えていますからね。いま伸びているのか、伸び悩んでいるのか、とか」
超絶的な視野の広さを持っているというわけです。


「周りがよく見られるというのは、実は高校時代にサッカー部のキャプテンをやったときに身
についたものなんです。もちろん時代背景もありますが、当時はコーチに理不尽なことを言わ
れたりするじゃないですか。だから、コーチに言われる前になにか大丈夫じゃないことはない
かと、常に周りをよく見る意識が育ちましたね」

 

同じところにはとどまらず常に自分自身をアップデート

GROWTSトレーニング場

そのうえでグローツの今後の発展についても貪欲です。昨年12月と今年6月には公募形式で参加者を集め、スペイン合宿を行いました。


「スペインで感じたのはカラダとカラダの激しいぶつかり合い。ああ、これがフットボールだなとあらためて痛感しました。なので、個人的にもいま海外に目が向いています。将来的にはスペインでサッカーのコーチをしたいなとも考えていますが、自分自身を常にアップデートしていきたいですね。
僕にはそもそもサッカーのキャリアがさほどありませんから。なので、欧州サッカーの試合をたくさ
ん観たり。年間600試合観た時期もありましたよ。もちろん、録画ですが。僕自身もすぐ夢中になる性
分のようです」


加えて、実践から学んだこともたくさんあるようです。


「あるジュニアユースのお手伝いをしていたときに、そこに同い年のコーチがいて、その指導法が素
晴らしいなと、さっそく取り入れて自分の色にアレンジしてみたらバズったんですよね」
こうして須田さんが確立したスタイルがある種のパスサッカーだといいます。

 

「いわゆる、観ておもしろいサッカーを目指していますが、それをジュニア世代からやっていくわけです。GROWTS看板グローツのこのトレーニング場は決して広いスペースとはいえませんが、この部屋で多いときで5、6人でトレーニングします。そうすると、スペースが狭いがゆえにボールをもらってから瞬時の判断スピードが求められるわけです。逃げ場がないわけですから。それで、ボールをキープする技術と自信が養われていきます。実際、それぞれの選手が所属する少年サッカーチームからは、「グローツの子はボールが持てるね」と評価をいただいています。ここで上達した選手がいわゆる広告塔のようなカタチになってくれて生徒数も順調に増え、いま、運営面ではすごくいい感じですね」


ずっと同じところにとどまることのできない性分で、常に自身のアップデートを繰り返している須田さん。来年2024年には中学生対象のジュニアユースチーム・FCZEALTOKYOU-15を立ち上げます。
「いま指導しているサッカーを小学生の8人制から本来の11人制でやったらどうなるかということにワクワクしていますね。これはスタッフにも常に伝えていることですが、何事も夢中になれればうまくなると考えています。だからこそ、トレーニングで一番大切にすべきは子どもたちの夢中な顔」


GROWTS商店街からの風景振り返れば、須田さん自身もサッカー、そしてそのコーチングに対して夢中で向き合ってきたからこそ、いまのグローツの姿があるのでしょう。


それぞれの夢中から生まれる新しい未来のカタチ。これからの時代を生き抜くためのキーワードになるかもしれません。

 

 

お問い合わせ

産業経済・消費生活課

ファクス:03-5722-9169

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