更新日:2020年10月28日
とりわさ、鳥刺し、鶏レバ刺し、砂肝刺し、地鶏タタキ、豚レバ刺しなど、生又は生に近い状態の食肉や内臓肉を食べたことによる食中毒が多発しています。
お肉を生で食べると、食中毒になることがあります!
- 「カンピロバクター」、「腸管出血性大腸菌(O157、O111など)」、「サルモネラ」は、少量の菌を食品と共に摂取することにより食中毒を起こします。
- どんなに新鮮でも、冷蔵庫に入れていても、衛生管理を十分に行っても、これまで食中毒はなかったとしても、食中毒菌が付いている食肉を生や半生料理で食べると、食中毒になることがあります。
子どもや高齢者がお肉を生で食べると、特に危険です! 保護者の方は、お肉の中心の色が変わるまで十分に加熱してください。お店で加熱の不十分なものが出てきたら、焼き直してもらいましょう。
主な食中毒
カンピロバクター
食中毒の症状の後、手足の麻痺、呼吸困難等を起こすギラン・バレー症候群を発症することがあります。
腸管出血性大腸菌(O157、O111など)
合併症による溶血性尿毒症症候群(HUS)が子ども等に見られ、腎機能障害や脳障害を起こし、死に至ることがあります。
サルモネラ
子どもや高齢者の場合は、重症化しやすく、死に至ることがあります。
牛レバー、豚レバー、鶏肉等の生食
牛レバーは、平成24年7月1日から、食品衛生法に基づいて、「生食用」として販売・提供することが禁止されました。
豚レバーをはじめとする豚、イノシシ、鹿の肉や内臓肉を生で食べると、E型肝炎ウイルスに感染するリスクがあります。E型肝炎は、劇症化する可能性もあります。また、「サルモネラ」や「カンピロバクター」等の食中毒のリスクがあるほか、豚からの寄生虫感染も報告されています。
食肉を原因とする食中毒の予防方法
一般に販売されている食肉は、ほとんどが加熱調理用です。新鮮であっても食中毒菌の汚染の可能性が高く、お店で食べる肉料理も同様です。
次の点に注意して、食肉を原因とする食中毒を予防しましょう。
- 十分に加熱しましょう(中心部温度が75度で1分以上。鶏肉は中心部のピンク色がなくなって、完全に白くなるまで。)。
- 挽肉料理は、中心部まで加熱できたか実際に切って確認しましょう。
- 生や加熱不十分な状態では食べないようにしましょう。
- 焼肉の際には専用のトングや箸を使い、食べるための箸は生肉に触れないようにしましょう。生肉に触れた野菜等も十分加熱しましょう。
- 二次汚染、処理をされた食肉にも注意しましょう。
リーフレット
- ご家庭向けのリーフレットです。ダウンロードしてご活用ください。
- この他にも、保健所生活衛生課では、目黒区総合庁舎3階において、家庭での食中毒予防に役立つパンフレット等を無料で配布しております。
関連するページ
肉料理の加熱の重要性をパンフレットや動画で確認できます。
食中毒の分類、予防、発生状況等についてご案内しています。
目黒区、都内における過去の食中毒発生状況について、件数、病因物質、原因施設等についての統計です。
平成23年に飲食チェーン店で発生した腸管出血性大腸菌による食中毒事件等を受け、食品衛生法に基づき、平成23年10月1日から生食用食肉(牛肉)の規格基準が施行されました。
平成24年7月1日から、牛の肝臓(レバー)を生食用として販売・提供することが禁止されました。
カンピロバクター食中毒について、正しい知識、現状及び予防法等についてのQ&Aです。
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