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更新日:2024年3月1日

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ひとめぐり「学生団体ivote代表 丹羽智大さん」(令和4年6月15日号)

ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。
また、紙面で掲載しきれなかったインタビューを動画でもお楽しみいただける、ひとめぐりmovieも掲載します(動画のない記事もあります)。

令和4年6月15日号 vol.11
学生団体ivote代表 丹羽智大さん

丹羽さん顔写真

プロフィール

愛知県出身。東京大学在学。若い世代の投票率の低さに問題意識を持っていたことなどをきっかけに、主権者教育に興味を持つ。大学入学後、学生団体ivoteに所属し、4年度の代表として活動中。

 

若者と政治の距離を近づける

身近なことが政治につながっていく

ivoteは、「若者と政治の距離を近づける」ことを目標として活動する学生団体で、小・中学校、高校に出向いて模擬選挙を行う出前授業やウェブサイトなどで啓発活動を行っている。4月に行われた目黒高校での出前授業では、主権者になる学生に、「自分の力だけではかなえられなかったことは、社会の制度を変えることでかなえられることがあります。主権者になるということは、その思いを届けられること」と、代表の丹羽さんは語る。出前授業では、ジェンダーについての講義も行い、高校生からは「ジェンダーは、私たちに身近なテーマでした。自分たちに直結したテーマを扱ってくれる政治家が多ければ、若者も投票しやすい」といった声も聞かれた。丹羽さんは「投票に行ってほしいということではなく、身近なことに興味を持って、社会について考える人になってほしい」と思いを伝えていた。

出前授業の様子
出前授業の様子

 

学生と政治との距離の近さがivoteの強み

最近では選挙を身近に感じてもらうため、選挙日に合わせて特設サイトを開設。「特設サイトでは、大学生が関心を持ってくれるような政治トピックスをピックアップし、政治が身近にあることを発信しています。ivoteは、学生のみの団体なので、常に学生の視点で伝えることができます。学生が考えていることは、自分たちが一番知っています」と話す丹羽さん。学生との距離が近い団体だからこその強みを生かし、活動を続けている。

政治は頼れる一つの手段

共に活動しているメンバーの一人、黒澤さんは「コロナ禍で、大学へ行けなかったり、サークル活動の制限があったりした中で、ivoteの活動を通して、小・中学生、高校生と一緒に社会のことについて考えられることは、充実した日々につながっています」と話し、丹羽さんは「自分たちが知らない苦労があることを一つの視点として持って、政治、社会に興味を持つ若者が増えることを願っています。政治は頼れる一つの手段だということを伝えていきたい」と続けた。「若者と政治の距離を近づける」活動はこれからも、若い世代によって続いていく。

 

お問い合わせ

広報課 (区報担当)

ファクス:03-5722-8674