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更新日:2024年3月1日

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ひとめぐり「目黒消防団第4分団員 星野優子さん」(令和4年12月15日号)

ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。
また、紙面で掲載しきれなかったインタビューを動画でもお楽しみいただける、ひとめぐりmovieも掲載します(動画のない記事もあります)。

令和4年12月15日号 vol.17
目黒消防団第4分団員 星野優子さん

星野さん顔写真

プロフィール

2006年に目黒消防団第4分団に入団。今年度、消防団員として区政功労者の表彰を受ける。目黒に生まれ育ち、目黒で家庭を持って、消防団のほか、12月からは民生委員・児童委員としても活動を始める生粋の目黒っ子。

地域のお役に立てる人になりたい

家族の理解や周囲の協力のおかげで活動ができる

今年で入団17年目になる星野さん。「入団のきっかけは、尊敬しているかたの30代のご家族が心不全で突然亡くなったことです。すごくショックで、自分に何かできることはないかと考えていたときに、偶然、地域の消防団のかたから声を掛けられ、これなら私にもできると入団を決めました」。
消防団の活動は、家族の理解や周囲の協力があるからこそできるという。「以前、消防団ポンプ操法大会の朝に、子どもが熱を出し、夫も仕事を休めず困っていたとき、近所のかたが預かってくださり、参加することができました。そんなこともあって、地域に貢献しようという気持ちがますます強くなりました。台風などでは夜中の呼び出しや、朝まで詰め所に待機することもありますが、子どもがいるから無理しないでと声を掛けていただけるおかげで、活動を続けられています」。

母の活動を見ていた子どもたちも消防少年団員に

お母さんが活動する姿をいつも見ている小学5年生と中学2年生のお子さんも、小学生の頃から消防少年団に入団。「私が声を掛けて入ったのですが、ロープの結び方や消火器の使い方などを学び、地域の行事等にも興味を持って、楽しんで参加しています。また、以前、認知症のかたと接する機会があり、私がその場を離れなくてはいけなくなったときのことなのですが、子どもたちが「自分たちがいるから大丈夫」と言ってくれたときは頼もしくて。これも消防少年団でいろいろな経験をさせてもらっているおかげだと思いました」。

同じ思いをもつ仲間と共に地域のために

消防団員としての活動は、町会の防災訓練、防火防災の啓発活動、祭り等での警戒、災害時の消防活動などのほか、毎月の会議、定期的な訓練や機材整備と多岐にわたる。台風で倒れた木の撤去のために、伐採などをすることもあるという。「地域のかたからアオダイショウ(ヘビ)がいると電話がきて、トングを持って捕まえに行ったこともあります。逃げられちゃいましたけどね」と笑う星野さん。
消防団に入ってよかったことをたずねると、「応急救護の方法などを習得できることです。昨年は、防災士資格取得試験に合格しました。また、さまざまな立場で活躍されている団員のかたと知り合い、話がうかがえることも魅力です。全員に共通しているのは、地域のために自分ができることは何でも貢献したいという思い。大地震などの災害に備えて、地域の助けになる存在となれるよう、これからも仲間と一緒に訓練に励みながら活動していきたいと思います」。

防災イベントでの放水体験

防災イベントでの放水体験の様子

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