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更新日:2024年3月1日

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ひとめぐり「東京地方裁判所事務局事務課長(ビジネス・コート) 北岡彩さん」(令和5年2月15日号)

ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。
また、紙面で掲載しきれなかったインタビューを動画でもお楽しみいただける、ひとめぐりmovieも掲載します(動画のない記事もあります)。

令和5年2月15日号 vol.19
東京地方裁判所事務局事務課長(ビジネス・コート) 北岡彩さん

北岡さんの顔写真

プロフィール

裁判所事務官や書記官を経て、現在は東京地方裁判所の事務局事務課長。4年10月に開庁した知的財産高等裁判所・東京地方裁判所中目黒庁舎(ビジネス・コート)の開設準備のプロジェクトに携わった。

親しみをもって利用できる裁判所にしていきたいです

全国初のビジネス専門の裁判所が中目黒に完成

「中目黒にオープンしたビジネス・コートは、ビジネスに関する訴訟や手続きを集中的に取り扱う、全国で初めての裁判所です。特許等の発明や著作物などの知的財産権にかかる紛争を扱う知的財産高等裁判所と東京地方裁判所の知的財産権部、会社や法人、独占禁止法に関する事件などを扱う商事部、事業の再生や破産手続きなどを扱う倒産部など、専門性が高い分野の職員が約200人勤務しています」。
ビジネス・コートには、1日平均約300人の来所があると北岡さん。「中目黒に新庁舎を作る上で、大切にした点は自然景観と調和すること。桜並木が美しい目黒川に面しているため、桜などと建物の色彩がなじむようにし、桜のモチーフや木材を使用しました。利用者の「広くて、明るくて、きれい」という声や、開設時に実施した地元住民の皆さんに向けた見学会での「法廷に初めて入った」などの感想は、開設に携わった者としてとても印象に残っています」。

利用者の期待に応える新しい裁判所へ

「ビジネスに関係する部署を集約し、相互に連携することができるビジネス・コートでは、専門的な知見を踏まえた、質の高い裁判を行っています。また、オンラインでの会議や書面提出も可能にし、デジタル化によるスピーディーでアクセスが容易な審理運営を図っています。併せて、国際的な会議の開催など国際的な情報発信を進め、利用者の期待に応える新しい裁判所を目指しています」。

協力なくしては完成しなかったビジネス・コート

「私は、昨年4月からビジネス・コートの開設準備に携わりました。新たな裁判所を開設するという大きなプロジェクト。関係部署と連携・協力し、円滑にオープンできた時の喜びは大きかったです。このプロジェクトに携わるようになって、改めて中目黒って素敵なまちだなと思いました。コンパクトなエリアの中に、飲食店、雑貨店、オフィスビル、公園、閑静な住宅街がある。いろいろな顔がある本当に面白いまちだと感じます」。そんな北岡さんは、目の前にある田楽橋からの中目黒の夜景を見て、ほっと一息つくこともあるのだそう。
「このビジネス・コートをオープンする上で、近隣の皆さんには大変ご協力いただきました。目の前の広場は季節の草花もあり、自由に往来もできます。また、原則として、裁判は自由に傍聴することができます。ぜひ親しみをもって、このビジネス・コートを利用していただけるとうれしいです」。

一番大きな法廷内部

一番大きな301号法廷は大合議法廷と呼ばれている
写真出典:https://www.courts.go.jp/tokyo/vc-files/tokyo/2022/202210.photo-businesscourt.pdf

 

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