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ひとめぐり「一般社団法人中目黒駅周辺地区エリアマネジメント事務局長 大塚剛さん」(令和4年9月15日号)
ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。
また、紙面で掲載しきれなかったインタビューを動画でもお楽しみいただける、ひとめぐりmovieも掲載します(動画のない記事もあります)。
令和4年9月15日号 vol.14
一般社団法人中目黒駅周辺地区エリアマネジメント事務局長 大塚剛さん
プロフィール
中目黒駅周辺地区街づくり協議会を母体として発足したまちづくり会社、一般社団法人中目黒駅周辺地区エリアマネジメント(以下、NAM)の設立者。令和2年に設立し、目黒川船入場でイベントを行うなど、中目黒のまちづくり活動を行っている。
「出会う人とのつながりを大切にしていきたい」
住民・企業・来訪者をつなげるNAM
「NAMは、中目黒の環境美化、出会い・賑わい創出などを目指し、さまざまな立場の人たちが一緒になって、まちづくり活動を進めていく組織です。これまで船入場など中目黒駅周辺で、地元飲食店等によるキッチンカーでの販売や、地元のお店の出店などを手伝って、出店者や来場者が出会い、つながれる機会を作ってきました」と大塚さん。
こうした活動の原動力には、大塚さんのこれまでの経験が影響しているという。「小さいときから地域のお祭りなどで、みこしを担いだりしていて、地域活動が身近だったんです。目黒区に住んでみて、地域をもっと盛り上げたい、もっと人と人とがつながれる楽しいまちにしたいという思いで、さまざまなイベントを考えています」
悩んでいるなら、一度やってみる
活動は最初から順調だったわけではない。大塚さんは「はじめは、活動に反対されるかたもいて、悩んだときもありました。でも悩んでいるなら一度やってみて、僕たちのやりたいことを見てもらおうと思ったんです。やってみたら反対しているかたも変わるかもしれないなと」。
この思いで、初めて実証実験として選んだのが3年前の目黒シティラン。「多くのかたがマラソンに参加しますが、終わったらすぐ帰ってしまうんです。もっと楽しんでいってほしいという思いで、マラソン後に、目黒川船入場で地域団体によるステージや地元飲食店の出店、地元企業のグッズプレゼントなどを企画しました。実際にやってみると、やりたかったことを具体的にイメージしてもらいやすくなり、賛同してくださるかたが増えました。参加者・商店・企業の3つをつなげることができ、ものすごい手ごたえを感じました」。
人がつながれるまちを、これからも
中目黒のまちづくりの活動はどんどん広がりをみせている。「4月から東京都市大学と中目黒駅高架下の蔦屋書店と連携し、なかなか中目黒というローカルメディアや、書店の一角に地元の良品をPR販売する、中目黒タウンセンターを開設し、中目黒ならではの情報発信を行っています。中目黒ではこんな面白いものがあったり、作ったりしていますということを発信したいと思っています。10月1・2日(雨天時は10月15・16日に延期)には、実証実験として目黒川の区道を活用した地域の憩いの場づくりも考えています。まちづくりで何か気になることや、やりたいことがあれば相談してほしいです。NAMは、地域をつなげるパイプ役でもあるんです」と大塚さんは笑顔で語ってくれた。今後も、大学や地元企業と協力しながら、まちづくりプロジェクトは進んでいく。
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お問い合わせ
広報課 (区報担当)
電話:03-5722-9486
ファクス:03-5722-8674