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更新日:2024年3月1日

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ひとめぐり「目黒川を豊かな生活環境にする会事務局長 阿部芳子さん・目黒川上中流の会事務局長 柏井栄一さん」(令和5年3月15日号)

ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。
また、紙面で掲載しきれなかったインタビューを動画でもお楽しみいただける、ひとめぐりmovieも掲載します(動画のない記事もあります)。

令和5年3月15日号 vol.20
目黒川を豊かな生活環境にする会事務局長 阿部芳子さん
目黒川上中流の会事務局長 柏井栄一さん

お二人の顔写真

プロフィール

阿部芳子さん(写真左)
目黒区在住。同会発足当時から、事務局長として目黒川を豊かな生活環境にするため活動している。

柏井栄一さん(写真右)
目黒区在住。株式会社ウオツネ代表取締役。目黒川を豊かな生活環境にする会に所属後、平成29年に目黒川上中流の会を立ち上げ、事務局長として活動するほか、中目黒駅前商店街振興組合副理事長、中目黒駅周辺地区エリアマネジメント代表理事なども務める。

美しい目黒川を皆さんにみてもらいたい

「鳥が舞い、魚が泳ぐ、目黒川」にしていくために

「目黒川を豊かな生活環境にする会が発足したのは1976年。以前は豊かな水が流れた目黒川も、都市化
が進み、汚れた川になっていました。そんな目黒川をきれいにしたいと「鳥が舞い、魚が泳ぐ、目黒川」を合言葉に、当時会長だった柳沢さんとボランティアで活動を続けてきました」と阿部さん。さらに、「きれいな川を維持するため、きれいな川を見ていただくため、さまざまな活動を行ってきました。年に3回行う目黒川クリーンアップ大作戦という活動もしていて、多い時では300人ほどが、沿道の掃除に参加されています。3月は、田道小学校の4年生79人をはじめ、町会、企業など地域のかたが参加する予定です」と続ける。

桜を植えるきっかけになった目黒川の氾濫

「目黒川には昔から、小さかったですが桜が咲いてました。でも、1982年に目黒川で氾濫が起こり、他
の地域に移植していました。護岸工事が終了したとき、桜を戻したい、たくさんの桜を植えて、みんなに見てもらいたいと、今の桜並木はできたんです」と柏井さん。阿部さんも「皆さんには目黒川の立派な橋と桜並木をセットで見てもらいたいです。毎年ぼんぼりでライトアップしている桜もありますが、きっかけは幼木の桜にエールを送るためだったんですよ」と続ける。

3・11直後の川には、灯火をつけないぼんぼりが並んだ

「2011年の東日本大震災は、ちょうどぼんぼりのライトアップイベントの直前でした。計画停電な
どもあったことから、皆さんから集めたぼんぼりには、哀悼の気持ちを込め、灯火はつけずに桜に飾り
ました。電気代は皆さんと話し合い、被災地に寄付をさせていただきました。私の中で、とても心に残
っている出来事です」と、阿部さんは当時のポスターを見せながら語ってくれた。「あの時は、世の中
が自粛ムードでした。でも、桜はいつも通りにきれいに咲いていましたね」と柏井さん。

目黒川を隅々まで楽しんでもらいたい

柏井さんは「目黒区にとって目黒川は貴重な財産・資源です。川の付近には住んでいる人も、商売をし
ている人もいます。今年は3年ぶりに桜のイベントも開催されるため、多くの人が訪れます。日本を代
表する花見の名所となった目黒川の桜とぼんぼりを、みんなで安全に楽しんでもらいたいです」と思いを
語る。
阿部さんも「商店がある上・中流はぼんぼりで、下流では大木になった桜でおもてなしをします。都
市の貴重な水辺である目黒川の春で、魚や鳥たちにもぜひ出会ってください」と語った。

目黒川の桜

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