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食品衛生 苦情処理事例集 事例8 マンゴーが虫食いだらけ
マンゴーを食べようとしたら、穴がたくさん開いている。虫ではないか?
マンゴー拡大
苦情品の外観です。たしかに皮の近くから内部に至るまで、たくさんの穴が開いているのが判ります。
マンゴー切断面
拡大してみると、虫が食べて穴が開いた様子ではなく、周囲が白っぽく硬い繊維状になっているのが判ります。
おや?なんだろう
文献を調べてみたところ、マンゴーの蒸熱処理中に、その温度条件やマンゴーの熟度、その他の要因により、「種」に含まれていた気体が熱膨張を起こし「穴」が開いてしまうという物理的なもので、病気や虫によるものではありませんでした。事例としては、とても珍しいもののようです。
蒸熱処理とは
ミカンコミバエ、ウリミバエ等を殺虫するため、蒸気でマンゴーを加熱すること。
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