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目黒のみち 呑川本流緑道
「目黒のみち」は、「月刊めぐろ」1972年3月号から1984年2月号の掲載記事を再構成し編集したものです。
目黒のみち 呑川本流緑道
新編武蔵風土記稿は、呑川(のみがわ)について「水源は郡中世田ヶ谷領深澤村より出て、わつかなる流なれと、衾、石川、雪ヶ谷の三村を歴、道々橋村に至て千束溜井の餘水合して一流となり、(中略)北大森村にて海に入」と記している。
雨が続くとすぐはんらんして、辺り一面飲み込むがごとく水びたしにしてしまうのが、その名の由来ともいわれる。
葉桜のころの呑川本流緑道
昭和10年ころまでは、水車も見られたというが、世田谷区深沢一丁目から八雲三丁目31番に入る本流と、これに合流する2本の支流は、昭和47年からともに暗きょ化され、上は緑道となった。川が再び姿を見せるのは、大井町線緑が丘駅の東側線路下からである。本流緑道は、上流の世田谷区深沢五丁目9番から始まって、緑が丘三丁目3番まで、3キロメートル余り。春の散歩にはほどよい道のりである。
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