更新日:2020年10月22日

ページID:4201

ここから本文です。

元気なお店、活気ある事業所を紹介します「自由が丘マシュマロベビー」

概要


代表 布施 宣子さん

所在地

目黒区自由が丘一丁目25番9号自由が丘テラスB1

代表

運営会社:株式会社ローズマロウズ
代表 布施 宣子

電話番号

電話:03-6429-8415

会社設立

2017年(企業設立:2011年)

Google Mapを見る

贈られて絶対に喜ばれるベビーギフトをつくりたかった


店の外観

東急線・自由が丘駅から徒歩5分のところにある「自由が丘マシュマロベビー」はベビーギフト雑貨の専門店。看板商品は入浴後のバスローブからお昼ね時などの肌かけ、外出時の上着まで赤ちゃんの羽織ものとしてマルチに使える「マシュマロポンチョ」ですが、「この商品を販売したくてこのお店をはじめたんです」とは同店の運営会社であるローズマロウズ・代表の布施宣子さんです。

「何を贈ったらよいかと意外に悩む出産祝いですが、贈って絶対に喜ばれるギフトをつくりたかったんです。ベビーモノは洋服も下着も3か月くらいでサイズが合わなくなって着られなってしまうことが多いので、洋服のサイズと赤ちゃんが生まれた季節が合わないと、せっかくギフトをいただいても、使う機会のないまま着れなくなってしまうことも多いのです。その点、このポンチョなら0歳から2歳まで着られます」

創業は2011年。もともとベビー雑貨を取り扱う会社に勤めていた布施さんですが、結婚、出産、離婚を経て、以前のツテを活かして手内職の仕事を請け負う中で、リングピローの製作を始めたのがきっかけ。最初は自宅や、小さいスペースを借りたり、行政の創業支援も受けたといいます。リングピローの製作の仕事を続けていくうちに、ある想いに駆られたのが、「マシュマロポンチョ」の開発へとつながりました。
「リングピローは綺麗なモノなので、つくっていても楽しいのですが、ただ、結婚式の当日しか使われないのです。捨てるに捨てられず、後になってどうしようかなと感じてしまうモノ。それって、つくっているほうとしては悲しいじゃないですか。だから、せっかくならボロボロになるまで長くいろんなシーンで使えるものを販売したいと思ったんです」

店内写真
店内の様子

目指すは作り手、贈り手、使い手みんなが幸せな三方良し

その名のとおり、マシュマロの如く柔らかな手触りの「マシュマロポンチョ」は赤ちゃんを裸のまま包んでもいいよう内側は肌触りのいいガーゼ、外側はパイル地の仕立て。赤ちゃんが歩き出した時にフードが引っかかって首が閉まらないよう、ボタンも力がかかると自然に外れるスナップボタンを。さらに、別売りのクリップをプラスすれば、ベビーカーのひざ掛けや抱っこ紐にかけて羽織り、外での授乳時にも便利と、まさに一石十鳥のスグレモノといえます。
「ママは荷物をたくさん持ち歩くのが大変ですからね。旅行や災害の時にもそのまま赤ちゃんを寝かせたりとか、うまく活用できるのではないかと思います。ほら、女性って一石何鳥って好きでしょう」と茶目っ気たっぷり。実際に商品を触ってその良さを体感してもらうために、3年前の秋に同店をオープンしたそうで、自由が丘のイメージキャラクターである「ホイップるん」をモチーフにしたよだれかけも販売するなど、街にすっかりとけこんでいます。


マシュマロポンチョ


「ホイップるん」よだれかけ

自身のこだわりをつめこんだという「マシュマロポンチョ」は、素材・縫製もすべて日本製で本体価格1万円というリーズナブル価格で提供していますが、「どうしても買いやすい値段にしたくて。自分自身がケチだから、価格設定はどうしてもユーザー目線。だから卸はせず、直販のみ。アパレルとしては原価率の高い商品なのですが、それにも関わらず寄付もやっているんですよ」
創業当時から赤十字の産休プロジェクトに参加し、商品売上の一部を寄付しているそうですが、「このマシュマロポンチョを着ている子が寄付したような感じにもなるじゃないですか」。
そんな粋な布施さんの企業哲学は「今後も買った方、もらった方が幸せになるものをつくっていきたいですね。贈った方も、贈られたママ、赤ちゃん、そして提供する私たちもみんな三方良しというのが理想です」。
ちなみに、子どもの頃からフェルト細工などが好きで、つくっては人にプレゼントするのが大好きだったという布施さん。「やっていることは基本、変わっていないんですよね。三つ子の魂百までみたい。もちろん、会社を経営する上で大変なこともたくさんありますが、好きな仕事をできているのは幸せなことですね」。

お問い合わせ

産業経済・消費生活課 中小企業振興係

ファクス:03-3711-1132

同じ分類から探す

一緒に読まれているページ