更新日:2020年6月23日

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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します 「コトブキワークス株式会社」

会社情報


永田裕也さん(左)、石田浩嗣さん(右)

所在地

目黒区碑文谷二丁目10番21号-201

代表

石田浩嗣、永田裕也

電話番号

03-5734-1221

設立

2013年

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CGクリエイターが黒板消し!?専門にこだわらない多面展開

会社の様子

東急線・学芸大学駅から歩くこと約10分ほどの目黒通り沿いにあるマンションの一室に入居するコトブキワークスは、CGによるデジタルサイネージを中心に、スマホアプリの開発やウェブデザインなどを展開している動画コンテンツ系の制作会社。中小企業向けにCGを利用してその商品やサービスを紹介するPR動画も好評です。

設立は2013年。遊技・ゲーム制作の業界で、キャラクターのモデリングなどで実績のある石田浩嗣さんと、エフェクトなどのシステム周りを担当していた永田祐也さんの、専門が異なるふたりが意気投合。各々すでに独立をしていましたが、その合弁会社的な位置付けで、同社を立ち上げたといいます。

当初はそれまでの遊技・ゲーム制作が中心でしたが、やがて限界を感じるようになり、自身たちで地道な営業を重ねて異業種にも進出。
「アミューズメント制作は業界にぶら下がっていれば自然と仕事が降りてくる面もありますが、そのときの人気・ブームによって大きく景気が左右されます。それだけに頼るのは不健全ではないかと考えたのです。現在では以前のような大ボリューム案件は少なくなりましたが、その分、地に足がついた仕事ができているような気がしますね」と永田さんは振り返ります。

仕事の様子

現在請け負っている仕事のひとつが大手予備校のeラーニング用の授業コンテンツ制作。撮影現場は石田さんが担当しているそうですが、「授業の収録中に石田が行う黒板消し作業の間合いが絶妙と現場で大好評を得ています」と永田さんは茶目っ気たっぷり。バリバリのCGクリエイターが黒板消しとはかなり意外ですが、ここに同社の真骨頂があります。

「企業ポリシーは「三方良し」。売り手と買い手がともに満足し、さらに社会貢献できるのが良い商売であるという近江商人の心得を言ったものですが、もともと、CGの世界に入る前は便利屋で働いていたこともあって、常に来た仕事はなんでもやる便利屋精神なんですよね。CGはあくまで手段であって目的ではないのです」と石田さんはいいます。

出逢いを愉しめる、いい意味での便利屋精神

最近ではインターネットラジオの一種であるポッドキャストの配信もはじめたそうですが、永田さんは「かつて流行った音声メディアですが、自宅で過ごす時間が長くなったいまこそ、他のことをしながら聴けるポッドキャストの価値を見直すべきだと思うのです。スタイリストさんと組んで暮らしのヒントになるような音声コンテンツを配信しています。要は、何をやりたいというよりは、いかにマーケットインしているかという視点、そして誰とやるかなのです」といいます。その一方で、持ち前の専門性を活かし、CGグラフィックを駆使したスマートスピーカーの開発にも参画。ジャンルにこだわらない幅広い業務を展開しているのが同社の特色です。


CGを駆使したスマートスピーカー


コトブキワークス株式会社の周辺

基本的に来たものは断らないという、いい意味での便利屋精神から、目黒法人会の活動にも積極的に参加。石田さんはボランティアで目黒区内の小学生に税の仕組みを教える租税教室を行ったり、永田さんは公益社団法人東京青年会議所目黒区委員会で児童虐待撲滅事業の一環として行われたイベントの実行委員長を務めるなど、意欲的に地域貢献に務め、新しい出逢いを愉しんでいます。

石田さんと永田さんを共同代表に設立から7年目を迎える現在。意外にも「組む前に思っていたシナジーはいまはなにも感じない」とそろって苦笑いするふたりですが、永田さんがこう補足してくれました。
「設立当時は事業を軌道にのせるために遮二無二になりすぎて、お互いの仕事のやり方にズレがあると社内が微妙な空気になることも度々ありましたが、いまでは互いを尊重しながらほどよい距離感をキープしつつ各々の業務に勤しんでいます。昔ほどこうでなければならぬ、というものもありませんし、ほどよいゆるさが寛容される時代でもありますしね」。

イマドキのほどよく力を抜いた心地のよい働き方がここにはあるようです。

お問い合わせ

産業経済・消費生活課 中小企業振興係

ファクス:03-3711-1132

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