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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します 「東京バレエ学校」
概要
「東京バレエ学校」の外観
所在地
目黒区目黒四丁目26番4号
代表
理事長 槍田 松瑩
運営
公益財団法人日本舞台芸術振興会(NBS)
電話番号
電話:03-5721-8000
設立
1964年
東京バレエ団の現役団員またはOB・OGがレッスン指導
レッスン風景(写真 Shizen Kazawa)
1964年の設立以来、世界32カ国で700回を超える海外公演を実施してきた世界有数のバレエ団のひとつとして知られる東京バレエ団。その付属機関にあたるのが東京バレエ学校です。これまでに東京バレエ団に付属する学校として多くの優秀な人材を輩出し、日本のバレエ界を支えてきましたが、その一方で、バレエを通じた情操豊かな人格とエレガントな身のこなしを育む場として、子どもから大人まで広く門戸を開いています。
JR目黒駅から目黒通りを歩いて下ること約20分ほど、ギリシア神殿風の建物が見えてきますが、ここが東京バレエ団及び東京バレエ学校の本拠地。通り沿いに面した本館とそのすぐ後ろにある新館の中にある広々としたスタジオで、3歳から22歳を対象としている月謝制クラス約400名の生徒が日々レッスンに通っています。教師の多くは東京バレエ団の現役団員、またはOB、OG。3歳からの幼児クラスも含めてすべてのレッスンが生のピアノ演奏で行われ、年齢やレベルに合わせて「お稽古事としてバレエを学びたい」「プロを目指してがんばりたい」「男子生徒だけのクラスで学びたい」など多彩なニーズに応えるクラス編成を展開しています。
趣味でバレエを楽しみたい大人向けのクラスが充実しているのも東京バレエ学校の特色のひとつ。バレエの動きを取り入れた「ストレッチクラス」から、バレエの基礎を重点的に学ぶ「入門クラス」、さらに「基礎・基礎初級クラス」「初級・初中級クラス」「中級クラス」など、誰でもいつでも手軽にバレエを学べるチケット制のクラスをほぼ毎日開講しています。
現在の場所に東京バレエ団・東京バレエ教室の建物ができたのは1999年ですが、それ以前も同じ目黒区・八雲の駒沢通りに面したところにスタジオがあり、そこで約30年もの間過ごしてきました。創立以来、活動の拠点はずっと目黒です。
より地域に親しまれるバレエ団、バレエ学校を目指して「めぐろバレエ祭り」を開催
子どものためのバレエ公演より(写真 Shoko Matsuhashi.)
地域との繋がりを深めるために2013年から毎年8月にめぐろパーシモンホールで開催しているのが「めぐろバレエ祭り」です。10回目を迎える今年は8月15日(月曜日)から21日(日曜日)です。期間中は東京バレエ団の本格的な舞台公演を手頃なチケット料金で提供するほか、体験レッスンやダンサーのトークイベント、東京バレエ学校のスクール・パフォーマンス(発表会)など盛りだくさんなイベントを展開。
「これまで目黒で発展してきたので、地域のみなさんとの長いご縁、ご支援に感謝の気持ちをこめて。東京バレエ団や東京バレエ学校も地域の方の支えや協力なしには発展できませんからね。手軽に本物の舞台の楽しさを感じていただいたり、生の触れ合いを通してバレエの魅力を知っていただけたら」。
目黒通り沿いにある本館のエントランスを入ると、世界の超一流ダンサーが舞台で実際に着用した衣装のコレクションが展示され、バレエならではの重厚な世界観を感じさせます。
振り返れば1960年、「チャイコフスキー記念東京バレエ学校」として創設され、その後経営面で苦境に陥っていたところを当時舞台監督などで関わりのあった佐々木忠次氏が引き受け、’64年に東京バレエ団として設立。まだ日本人がそれほど海外に出ることのなかった時代から海外の一流の舞台に魅せられた佐々木氏が、本物の舞台を日本人にも見てもらいたいと、世界に通用する一流のバレエ・カンパニーとして育てあげてきた歴史を持ちます。
取材のこの日、新館のスタジオでは未就学児クラスのレッスンが行われていましたが、生のピアノ演奏と先生の動きに合わせて、小さな生徒が背筋をピンと張った美しい姿勢で懸命にレッスンに励む姿が印象的でした。
舞台芸術としてのバレエの追求から、次世代のトップダンサーを育成する場であるとともに、趣味の世界でもバレエの精神を体得できる空間。バレエの魅力を多角的なアプローチで発信し続けています。
はじめてのバレエ (写真 Shinji Masakawa)
ティアラを作ろう (写真 Shinji Masakawa)
お問い合わせ
産業経済・消費生活課 中小企業振興係
電話:03-3711-1134
ファクス:03-3711-1132