更新日:2024年6月16日

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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「美噌元(株式会社 諸国美味)」

企業情報

美噌元 自由が丘本店

所在地

東京都目黒区自由が丘一丁目26番13号

代表取締役

横井 伸仁

電話番号

電話:03-6278-7684

設立

2004年

日本の伝統健康美容食、味噌汁の素晴らしさを伝えたい

東急線・自由が丘駅から歩いて3分ほどの小路にある「美噌元」は、お椀を前にほっと和むひとときを大切に、日常から贈り物まで最上の一杯を届ける味噌汁専門店。2021年にオープンしたここ自由が丘本店を中心に現在、二子玉川東急フードショー、ラゾーナ川崎プラザ、阪急百貨店梅田店の4店舗を展開しています。

「味噌汁は栄養満点の日本の伝統ある健康美容食です。そんなお味噌汁を毎日手軽に飲んで、元気に美しくという想いから”美噌元”という名前になりました」と振り返るのは美噌元を運営する株式会社諸国美味代表の横井伸仁さん。笑顔を届ける味噌汁、上品な懐石風味噌汁、いつでもどこでも楽しめるしじみの味噌汁、各地の味噌を堪能できる味噌汁、特製合わせ味噌、味噌を使ったお菓子など、日常からギフトまでさまざまなカタチでの味噌汁ライフを提案しています。

代表取締役 横井 伸仁氏

横井さんは大学を卒業後3年ほどシステム系のコンサルティングをやっていましたが、全国各地の名産品を取り扱う家業を継ぐカタチで2002年に諸国美味を創業。あるベンチャーキャピタルとの出逢いをきっかけに、味噌汁で日本を表現することを決意し、2004年に美噌元を設立します。

当時、いい味噌と削りたての鰹ぶしでつくった味噌汁がものすごく美味しかったんですよね。そのときに感銘を受けて以来、ずっと味噌汁一本でやってきました」

メーカーではないからこそひと手間かけることにこだわり、2010年代にはギフト用をメインにさまざまなアイテムを開発していきます。表面に笑顔などが描かれた最中のなかにフリーズドライの味噌汁を入れた「美噌汁最中」や、疲れたときやお酒を飲む前後などに気軽にクイっと飲める濃厚しじみ味噌汁「しじみエスプレッソ」などが大ヒット。その後、さらに味噌汁ブレイクの価値を提案するために、東京・丸の内で味噌汁をその場で食べられる飲食店も運営しますが、新型コロナウイルス感染症の流行で状況は一変します。

「結局、飲食店は僕が求めるクオリティに対する課題もあって閉店することにしましたが、コロナ禍の当時は飲食やギフトを売るのが難しい状況でしたからね。味噌汁の素晴らしさを伝えるためにいろいろと手を広げすぎた結果、コロナ禍では大変でした。今思えば、しじみエスプレッソなどの”当たり”をもっと深掘りして、より太い軸にしておくべきでした」

しじみエスプレッソなどオンリーワン商品をより強固な軸に

そんななか、自らの反省を踏まえて再起を果たす一環として2021年に自由が丘本店を開業します。

「住まいが比較的近所で、自由が丘に友人が多かったこともありますが、暮らしのゆとりを売るには最適な地域だと考えたのです。あと、これまでは実店舗と本社が別のところでやっていましたが、本社と本店が一緒になることでフットワークがよくなり、より細やかな試みもできますし、なによりも地域に根ざしやすくなりました。長年続いている老舗企業には意外と事業の柱の数が多くないこともありますが、それだけ一つの柱が強い証拠だと思うんです。弊社もやりようによってはまだまだ立ち位置をつくることができると考えているので、今後はしじみエスプレッソをはじめ美噌元らしいアイテムをより太い軸にしていきたいです。オンリーワンの商品をつきつめていければ」

 

そんな横井さんにとってあらためて味噌汁の魅力とは?

「もともと母親が味噌を作っていたこともあって、八丁味噌で育っているんです。ご存知のとおり、八丁味噌は個性が強めですから当然、別の蔵の味噌を使った味噌汁を飲むと味の違いをはっきりと認識できるわけで、これがなかなかおもしろいです。いまでも各地にある味噌蔵はその伝統が守られていると思いますが、いわば僕らはその蔵がつくった味噌をリノベーションして、新しい楽しみ方を提案する仕事。日本が誇る味噌汁の文化の奥深さを発信することができたらうれしいですね」。コロナ禍を乗り越え、さらにたくましくなった美噌元の今後に注目です。

お問い合わせ

産業経済・消費生活課 中小企業振興係

ファクス:03-3711-1132

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