更新日:2021年4月16日

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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します 「日菱インテリジェンス株式会社」

概要


日菱インテリジェンス株式会社の外観

所在地

目黒区下目黒二丁目19番7号

代表

代表取締役 大内 玲子

電話番号

電話:03-3490-5300

会社設立

1976年

ないなら作ればいい!エアコン洗浄ロボットを独自開発


事業所の様子

JR目黒駅から徒歩5分の日菱インテリジェンスは空調設備・機器のメンテナンスを行う会社です。業界に先駆けて1990年代に業務用エアコン洗浄ロボットを開発。オフィスビルからショッピングモール、学校、飲食店、コンビニなど幅広い分野で、ロボットによるパーフェクトな空調メンテナンスを行うことで、空間に日々、キレイな空気を送り届けています。
同社は、1972年に先代社長である大内龍之助さんが三菱重工製の冷暖房空調機を販売したことから始まります。軽自動車に乗って顧客を毎月1回訪問、ビルの空調機保守点検を行っていました。空調のメンテナンスがあまり重視されていなかった当時としては斬新なサービスで、都内のビルオーナーから大好評を得て、1976年には同社の全身である日菱冷熱を設立。空調機の修理、保守管理から施工までを手がけるトータル空調業が始動しました。ビル空調の継続的な管理システムを確立し、将来的なメンテナンス性を見据えた独自の施工スタイルが評価されていきます。
会社躍進の転機となったのが、1990年代に自社開発した業務用エアコン洗浄ロボットの導入でした。1995年にシリーズ第一弾となる「MCR-600S」を開発されます。その後、1998年まで毎年、ロボットにマイナーチェンジを施した最新モデルを発表し、ロボット洗浄の優位性を確立していきます。

「今では考えられない話ですが、むかしの空調設備はメンテナンスのことが全く考えられていなかったのです。洗浄すると汚れた水が天井からボタボタと落ちてくるなど作業性も悪く、そのうえ、人の手でエアコン洗浄を行うと、スタッフのスキルや体力、作業時間の観点で、作業の品質にどうしてもバラツキが出てしまいます。そこで、いつでもパーフェクトなメンテナンスが行える専用ロボットを開発したというわけです」とは先代のご子息で現在、同社で取締役を務める大内良宰さんです。
それにしても、現場でメンテナンスを行う会社が専用ロボットの開発製造まで行ってしまったというのも凄い話ですが、「先代は5年前に他界しましたが、子どもの立場から見ても、非常に独創性の強い人でした。現場で人の手で作業するのに不便があるならロボットに任せればいい。専用のロボットがないというのなら自分たちで作ればいい、と。元々ものづくりの会社でもないのに、すべて自社開発してしまいました。そのロボットの性能が同業他社にも好評で、これまでに300台ほどのロボットを販売しました。先代は常に現場目線で考え、机上の空論で仕事をしたことがない人でしたね」と振り返ります。


業務用エアコン洗浄ロボット

空調の長寿命化とキレイな空気の供給に貢献したい


大内 良宰さん

そんな先代のDNAを受け継いでか、学校卒業後すぐに同社に入社して今年13年目になる良宰さんも現場ひと筋で、契約ビルの空調メンテナンスを中心に、エアコン洗浄によるオーバーホールクリーニングや、時には内装を含めた空調改修工事、新しい空調設備の導入の提案など、現場ベースで幅広い業務を担当しています。
「当社の基本的な地盤であるメンテナンスに力を入れ、エアコン洗浄や修理、新設・更新工事などよりよいサービスを目指して、顧客を増やしていきたいですね」と、独創的な先代が切り拓いた道を、より強固で確実なものにしようとする堅実な二代目という感じです。
「空調を小まめにしっかりメンテナンスすることで、故障に対する予防となり、省エネを生み、その結果、製品の長寿命化と、地球温暖化対策にも繋がっていきます。それに、空調が汚れていては空間にキレイな空気を送り出すことができず、空気環境汚染となりかねませんからね。ケアはとても重要なのです。」サービスの品質を追求する背景には環境への配慮もあるようです。
現在、最新バージョンの「NR-1 E-Robot」が完成し、「この新たなロボットと共に、地球にやさしい快適空間をさまざまな分野にお届けしたい」と、更なる活躍が期待できそうです。

お問い合わせ

産業経済・消費生活課 中小企業振興係

ファクス:03-3711-1132

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