更新日:2025年10月6日

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じゃがいもによる食中毒に注意!

じゃがいもによる食中毒に注意!

じゃがいもは、カレーや肉じゃが、フライドポテトなどでおなじみの食材です。しかし、この身近な食材であるじゃがいもによって、毎年のように全国で食中毒が発生しています
じゃがいもには、天然毒素の一種である「ソラニン」や「チャコニン」が含まれています。これらの毒素を多く含むじゃがいもを食べると、おう吐、下痢、腹痛、めまい、動悸、耳鳴り、意識障害、けいれん、呼吸困難などの症状が現れることがあります。症状は、早ければ数分後から、遅い場合は数日後に出ることもあります。

じゃがいものどこに注意すればいいの?

じゃがいもの芽(芽とその芽の根元)や、皮(特に光が当たって緑色になった部分)には、ソラニンやチャコニンが多く含まれているので、これらの部分を十分に取り除くことが大切です。また、未熟で小さいじゃがいもは、ソラニンやチャコニンを多く含んでいることがあるため、注意が必要です。

芽が出たじゃがいもと緑色に変わったじゃがいもの写真

出典:じゃがいもによる食中毒を予防するために(農林水産省)

食中毒を防ぐためには?

家庭での注意点

購入

  • 芽が出ていたり、緑色になっている部分があるじゃがいもは購入しない。
  • 家庭での長期保存を避けるため、その都度必要な量だけ購入する。

保存

  • 暗くて涼しく、通気性のよい場所に保存する。
    冷蔵庫に入れる必要はありませんが、20度以上になると発芽や腐敗が進みやすくなるため、10度前後の涼しい場所が適しています。
  • 長期間保存せず、早めに食べる。

調理

  • 芽があれば、その周辺も含めてしっかり取り除く。
  • 皮に緑色の部分があれば、皮を厚めにむき、緑色の部分のまわりもしっかりと皮をむく。
  • 未熟なじゃがいもは食べないようにし、特に皮ごと食べるのは避ける。
  • 苦みやえぐみを感じたら、じゃがいもと一緒に調理した他の食材も含め、それ以上は食べない。

(注意)ソラニンやチャコニンは熱によって分解されないため、ゆでても毒素は減りません。

栽培・収穫するときの注意点

学校や家庭などで栽培したじゃがいもが原因の食中毒事例が毎年発生しています。食中毒の発生を防ぐためには、栽培から収穫、調理に至るまでの適切な対応が必要です。

じゃがいもによる食中毒を予防するためにできること

(リーフレット)じゃがいもによる食中毒を予防するためにできること(発行:農林水産省)(PDF:686KB)

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お問い合わせ

生活衛生課 食品衛生係

ファクス:03-5722-9367